以前は鶴亀算をくだらない計算テクニックだと思ってたんですが,最近は,鶴亀算もまた,立派に数学,少なくとも,学習するに値する,思考法だと思っています.

抽象的に鶴亀算を考えると,

異なるものの集まりを,一度すべて同じものの集まりであると仮定して,その仮定から得られた結果と本来の結果を比較し,その誤差から仮定と実際の差の値を得て,求めたい結果を求める,ということになると思います.ちょっと説明が適当ですが.


仮定してみて,違ってる分を修正して,本来の結果を出す,ということは,たくさんいろいろなところで行われていることであろうし,大切な考え方だと思う.

わかりにくいことに関して,一度簡単に仮定してみて,そこから仮定の結果を得て,その情報と本来を見比べて,わかりにくかった答えを得る,と.

ほんとに,いろんなとこで行われていて,とっても大切なものの考え方だと思う.


単なる計算テクニックとして,丸暗記でアプローチすると,鶴亀算はくだらないものになって,方程式使えばいいだろ,ってことになるんですが,その背後にある考え方を,冷静になって検討すれば,とても学ぶ価値のある,味わい深いテーマになると思います.


いままで,計算力をつける,という趣旨の本を馬鹿にして,読んでいなかったんですが,そういった思い込みを捨てて,計算力をつける,という趣旨の本を読んでみたところ,味わい深い考え方てんこ盛りでした.

(てんこ盛りのてんこってなんだ?)


平成教育予備校内の,インド式数学のコーナーも,単なる計算テクニックとしてみると,何の応用もできない,くっだらない話になってしまうけれど,かけ算を面積の計算としてグラフ化し,そのグラフを操作して暗算可能な計算に,グラフ上で式変形を行っている,と捉えれば,なんとも味わい深い問題と理解できるようになります.


だから,スーツを着て中学数学レベルの内容の新書を読んでいるからといって,背後からそれを見て笑わないでください.しかもカップルで.

あれ?カップルって書いてみると,死語のように感じられるが,現役の言葉ですよね?カップル,カップル,カップリャ,ギップリャ.