退院
6月5日、待ちに待った、おいしい君退院の日。おでこから目の間まで つながっている手術の痕はまだ痛々しいけれどそんなことは関係ない。かわいいかわいいおいしい君が無事に帰ってくるだけで、ただ嬉しかった。主治医の先生が自らおいしい君をICUから連れて来てくれた。元気いっぱいに、いつも通り、しっぽを八の字にブンブン振って、やってきた。そこで告げられたおいしい君の病名は悪性組織球症。心の準備は一応出来ていたので、冷静に今後の治療方針などの説明を聞いた。脳に出来ることはまれで、脳から全身に転移することもあまりないという。悪性度が高く、必ず再発するから抗がん剤で少しでも再発を遅らせる治療をして、目標はまずは半年だそうだ。日々の生活は普段通りでOKとのこと。抗生物質2種類、抗てんかん薬2種類、甲状腺ホルモン薬などの薬を処方され、翌週の抗がん剤治療の予約を入れて、帰宅した。これからのことはどうなるか、分からない。おいしい君の場合、抗がん剤は、完全に癌を抑え込めるものではなく、あくまで進行をゆっくりにする効果しかないらしい。でも今は悪い出来物を全部取ってもらい、手術の痛みも乗り越えて、ここ数カ月では一番ご機嫌なはず。今を楽しもう。ところで今回の手術と18日間の入院費、処方された薬代,〆て約95万円。帰宅し、たまご母さんと久々のご対面。長い間においを嗅ぎ合っていたが、その後は普段と変わらずの距離感。犬たちの方がよっぽどいろいろなことを分かっているんだろうなとあらためて感じたのだった。