私が常々思っていることは、

結局最後はどんな場合も「人間力」であるということ。



CAでもパイロットでも
医者でも弁護士でも


ライセンスを必要とする職業であるからこそ、

「ライセンスさえあれば怖くない」と甘んじるのではなく

「ライセンスはあくまでもその職業の入り口、ライセンスに頼るのではなく責任感を重視し、想像力を磨いていく」という意識がなければ


単なる「ペーパードライバー」と同じと考えています。


人間関係が希薄な世の中になってしまっているからこそ、


私は

「想像力の有無」で人を判断するようにしています。


例えば


どなたでもドクターを選ぶ権利はあるので、重病の時は特に信頼できる医者を選ぶのは当然のこと。患者は「この先生本当に親身になってくれるか、この先生なら間違いないか」と悩みに悩んでドクターを選んでくるはずです。

弁護士も然り。

「この先生なら私の気持ちを想像し代弁してくれるか、本当に私の辛さがわかるのか」そんな風に選び抜きます。

このように、クライアントの苦しみを本当に想像してくれる先生を選ぶのは当たり前のことですね。





しかし


残念なことに

パイロットやCAは

プライベートジェットでない限り

クライアントが選ぶことはできません。


だからこそ、


レガシィやらLCCやら、、こんなに多くのエアラインで溢れかえっていて、
限られたパイを数えきれないエアラインで取り合う現状がある今だからこそ、

「誰にでも信頼してもらえる人材」を送り出すことが


私達のような養成所の使命ではないかと信じています。


ただ単に


「合格させる」のではなく

「乗客を安全にハッピーにケアできる人を送り出せるか?」これこそが養成所の使命なのです。


この理念を忘れずに誠実に会社と向き合っていれば


養成所は未来永劫存続します。


それは病院や法律事務所の経営と全く同じです。


人間力のある人を育てていくこと。これに尽きます。




そのためには


受験生に「人の苦しみが想像できるか」のトレーニングを日々課し、


人の気持ちを理解できない人は人間力皆無でることを理解してもらうこと。






これからもこのことを念頭に


最高の人材をエアラインに送り出していきたいと思います。