8月15日の朝、
我が家の愛犬キャンディが天国に旅立ちました。
生前、キャンディを愛して下さった方々に、今まで大変お世話になりましこと、そしてキャンディを可愛がって下さったことを心から感謝申し上げます。
キャンディは、私のオペが終わった翌日の早朝に亡くなりました。子供の頃から虫の予感の強い私は、
手術台で麻酔が切れた辺りから、キャンディが危篤状態にいることを勘付いていました。
キャンディと私は
一心同体だったのです。
キャンディは、私の手術が無事に終わることを見届けて、
静かに息を引き取りました。
14年前の初夏、
私が自宅で英語を教えていた中学生のあきちゃんが
「先生、公園で犬を拾ったので飼ってもらえませんか?うちに一匹犬がいるから、お母さんが二匹は飼えないって言うの。もしも貰い手がいなかったら保健所に連れて行くって言うの。」
と、切羽詰った様子で私に里親になってもらうことを懇願してきたので、
「じゃあ、あとであきちゃんのお家にもらいにいくね」
そういって貰い受けたことがきっかけで我が家にやってきたのです。
以来、我が家のアイドル犬として
14年と3ヶ月君臨してきました。
本当に愛くるしい
性格の良い犬なので、
中学生や高校生の生徒達にも
ご近所さんにも
ものすごく可愛がられてきました。
国会議員の友人の奥さんが
「キャンディちゃんを選挙活動の時に連れていきたいわぁ!キャンディちゃんがいれば当選マチガイないもの!」と言ってくれて、
各界から、宣伝部長にしたいと言う声があがり、引く手あまたでした。
想い出は本当に尽きないほどあります。
先月私がフィリピンに出かけたときから
キャンディの容態が変わりました。
病院に連れて行ったら
「余命一ヶ月」の宣告。
「どうしてもっと早く病気に気付いてあげられなかったのだろう」と
後悔の念で、胸が張り裂けそうになりました。
その後、
最先端医療の
「活性化自己リンパ球療法」という治療も始めるところだったのですが、
血液がうまく培養できないまま、治療を始める寸前に力尽きてしまったのです。
キャンディからは
本当に数え切れないほどの宝物をもらいました。
そして、多くのことを教えてもらいました。
「愛こそ真実であること」
「命はお金では買えないこと」
「ホンモノの心は顔に表れること」
「嘘はバレること」
「ホンモノの心は通じ合えること」
まだまだ書き切れないほどあります。
人間は裏切るけれど
動物は裏切りません。
だから私は一生
動物愛好家で居続けたいです。