




現在のスロバキアの主力寝台車。主にチェコ直通のEN"Slovakia""Bohemia"で使用されるが、国内列車にも入る。一部はWSBA所属となるほか、定員違いの0790もある。
1990年代、DWAがボンバルディアに吸収される前の最終期の寝台車。2-3年前まで、モスクワから(へ)の直通車としてパリ、アムステルダム、ニース等へ走っていた車両の同型車で、当初、塗装までロシア色で登場したのは有名。その本家(?)RZDがシーメンス製のWLABmz・T4寝台車に置き換えた後、余剰の同型車を譲受したのも自然な成り行きではある。台車交換にも対応可能だと思うが、標準軌側から広軌側への乗り入れは絶えて久しい。
それまでの「東側標準車」と比べると、外観では、空調が付いて太い窓枠の固定窓になり、通路側の窓が半減したのが目立つ。個室内は座席時の背もたれが中段寝台兼用から下段折りたたみとなって、シングル/ダブル利用時の下段寝台の居住性が改良されたのが特筆される。
画像は 寝台側/通路側/個室内/WSKosiceの朝食(他にコーヒー付)/WSBA車の新塗装