


関門海峡めかり駅前に保存
EF30は、九州内の交流電化に際して、直流機のEF10に代わって関門間に投入された交直流機で、これはその試作機。
最初期の交直流機ゆえ、あくまでも短区間(幡生操-東小倉間)の専用機として割り切った設計がなされ、一台車一電動機・交流区間では部分出力という特異な仕様となった。
ステンレスの車体ながら、コルゲート付きの量産機とは対照的な姿であるが、試作機の宿命で廃車は早く、1978年に廃車。
その後は小倉の勝山公園に保存されていたのを、最近になって関門海峡に臨む現在地に移動。活躍した場所との関連という点で言えば良い保存場所であるが、保存の観点からは厳しい環境で、今後についてはいささか心配が残る。現状でさえ、とてもいい状態とはいえないだけに。量産車の保存車も、いつの間にか横川の一機だけになっており、きわめて貴重な存在なのだが…。
オハフ33の方は戦後製の折妻タイプで、鋼製塗装車とあってご覧の状態。台車はコロ軸受化されている。