

別府港入港/三崎港にて
この8月20日で廃止された、三崎-別府航路のカーフェリー。
もともと八幡浜-臼杵航路用に建造され、同航路の大型化で、三崎航路を八幡浜-別府航路(途中寄港)から独立させて転配された。引退後は例によって海外売船の模様。
今でこそ佐田岬メロディラインが完全整備され、国道九四フェリーが一時間ヘッドで活況を呈している三崎港だが、1980年代までは八幡浜から通称いくな国道(R197)で悪路2時間を要し、陸の孤島そのものの感があった。それゆえ寄港便の存在価値は高かったが、道路整備後は九四間の連絡航路として存続してきた形で、八幡浜航路や国道九四フェリーの影に隠れがちな存在ではあった。
総トン数1000tに満たない小型フェリーだが、スタイルは宇和島運輸らしく無難にまとまっており、二時間余の航路で客席が三クラスあるのも、珍しかった。
建造した林兼造船も今はなく、宇和島運輸では「あかつき2」を残すのみ。
この航路、徒歩客にとってはおそろしく乗りにくい存在として知られ(国道九四フェリーと組み合わせれば簡単だが…)、三崎港での特急バスとの接続は上下全便とも最悪、現行ダイヤで、ローカル便との接続が辛うじて一本だけあったので、最初で最後の乗船となった次第。