オーストラリアで一番有名な日本の猿大賞発表! | 大江戸カンガルー SAMBA CARAMBA!

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日本を離れて11年。現在オーストラリア・メルボルンでなぜかラテンに暮らす日本語大好き日本語教師猿日記や地球を回る(中南米気味)旅日記など。

同じアホウなら、サンバでルンバ!

日本の大学で卒業していく仲のよかった先輩達に私宛に色紙に寄せ書きを頼んだとき、内一人の先輩は
「去る人間は去る人間として 猿人間は猿人間として 共に頑張ろう」
と書いて「名文句ができた!」とご満悦で卒業していったという記憶をもつ猿人間なワタクシですが、今日のお題はもちろん私のことではありません。「日本の猿」の部分しかあってません。


年末年始に日本に帰国した際、Naganoな実家で県内ニュースを見ていたのですが、そこで、オーストラリアの観光客の話題が放送されていました。北海道のニセコがオージーのスキーヤーやスノーボーダーに大人気になってもう数年ですが、長野の白馬なんかにもやはり多いらしい。「外国人観光客」とかではなく「オーストラリアからのスキー客が、、」などと国名指定の名指しでポンでしたから、本当にオーストラリアからの客が多いのでしょう。季節が反対なのと、欧州や北米大陸に行くのに比べて比較的近いのがやはりオージースキーヤーに人気の秘密でしょう。

その白馬村が、ちょっと白馬からも遠出をして善光寺とか海外でも”snow monkey"として名高い地獄谷温泉の猿とかを見学して回るツアーなども組んで、これが概ね好評だというニュースでした。あの温泉につかる野生の猿です。こんなの。

大江戸カンガルー SAMBA CARAMBA!-地獄谷猿


ネットなどでも出回って、海外でも知られているのは確か。でも海外で名高いといっても周りの人に日本の”snow monkey"って知ってる?ときいてほとんどの人が「ああ、あれね」というほど知られているわけではありません。ということで地獄谷温泉の猿はまだまだ栄えある「猿による猿のための猿大賞」を受け取るには及ばない。次点ということで、来年は頑張って頂きたい。


そこで、この私(猿人間)が独断と偏見で選ぶ第一回(そしておそらく最終回)「オーストラリアで一番有名な日本の猿大賞」は、、、、、、、、

私が小1,2年生位の頃でしたね、あれは。岩の卵が割れて、アチョーという雄たけびと共に始まる絶妙なゴダイゴのスバラシサウンド。スーパーモンキー孫悟空!、、、もとい! モンキーマジック西遊記!! (スーパーモンキー孫悟空の人形劇も近い時代だった気がする。ピンクレディとドリフの人気者コラボで、あちらも大好きでした。)

QLD州のロックハンプトンで教えていた頃、日曜日にテレビをつけているとなにやら聞き覚えのあるなつかしい曲が、、、で、画面を見てびっくり!!ゴダイゴの曲と共にあのなつかしの映像が!!あれ?ミュージックビデオ番組かな?英語の歌だからか、、。と思ってみていると、そのまま物語が始まった!!スーパーなつかしー!!英語で吹き替え版。食い入るように見てたのですが、そのクオリティーの高さにびっくり。たぶん中国現地ロケで、作りがちゃちくなく壮大。話も4人のキャスティングもその演技も素晴らしく、CGなんてほとんどなくて特撮であっただろう時代の作品のはずなのに、今見ても安っぽさが全然気にならなかった。それどころか、歩いているご一行の目前で突然裂け目が空気中にできて異次元らしきところから何者か妖怪が現れるのですが、そこの作りさえ秀逸。本当に30年も前の作品かと思うほどのできばえでした。懐かしさというだけでなく、純粋に大人になった今見ても楽しかった。というよりも大人の目で見て改めてそのクオリティーの高さに驚愕した。ゴダイゴが演奏する音楽も傑作で、何から何までスバラシ。

ちなみに役名はそれぞれ悟空がMonkey(そのまんま)、猪八戒がPigsy 、そしてなぜかさごじょうがSandy (多分河童という観念がこちらにないので訳せなかったので名前の頭の音だけ合わせたのではないかと推測)、それから三蔵法師がTripitaka(これはサンスクリットで三蔵を意味する言葉らしい。さらに詳しく知りたい方はwikiでどうぞ。)

そんな西遊記、(こちらでのタイトルは悟空の役名同様そのままMonkeyですが)周りの友達に聞いてみるとたとえば今の30代前半の子達がハイスクール位の頃もオーストラリアのTVでやっていたらしく、ファンだった人たちもかなり多い。随分前に日本人やオージーの数人のグループで友達の家で遊んでいた時、友達が日本の古い「紅白ものまね合戦」のビデオを見るともなしに流していた。そしてTVをチラっと見上げたオージーの一人が「Monkeyだ!」そして他のオージーもそれを見て一斉に「おお!Monkeyだ!Monkeyだ!」

そう司会の一人がこの方、われらがマチャアキ、堺正章さん。ちなみに

家に帰ってその話をしたら家のオージーのハウスメートも大好きだったとのこと。彼はスターウォーズとかSFが大好きで部屋にポスターがある位だから、ああいうのがよほど好きだったらしい。放送の翌日は学校で友達と前日見たMonkeyの話で持ちきりだったという。失礼な!知ってるかなんてレベルじゃない!と豪語してました。そんなこちらでも人気者だったマチャアキはTシャツにもなり、まさに下のビデオ表紙画像の顔写真のアップの部分だけがプリントされた白いTシャツがお店で売られているのをこの前もBrunswick Stで見ました。

大江戸カンガルー SAMBA CARAMBA!-マチャ



というわけで、オーストラリアでの人気日本猿No1はマチャアキで決まり!!星3つ!!おめでとうございます!!


ちなみにQLD時代に再放送を見た生徒が翌日学校で「日本の番組、MonkeyをTVでみた」と言ってきた。先生も見たよというと、「先生Monkeyだね」と聞き捨てならない台詞。なにおっ!というと、「だって、、」 、、、、、私の名前をローマ字で書くと分かります。実際の知人にしか分からぬオチですみません。そしてやはり私はここでもモンキーでした。
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