川の流れのように | DRIFTER

DRIFTER

~漂流者の日々徒然~

久しぶりの更新です。

では近況などをつらつらと流れる水の如く。

入社して1ヶ月半が過ぎた。仕事にも大分慣れてきたがまだまだ失敗が多い。というのも現在研修期間中の僕は未だ本採用後の所属先が決まっておらず次々と所属部署を変えられ続けているのだが各部署(仕事の形態は似たり寄ったりだが内容がそれぞれ違う)でそれぞれ覚えなければいけないことが多すぎて頭の中がパンクしそうになっているのだ。

何故このような事態を招いたかというと、別に僕個人に問題があるわけではなく、「ある部署」のリーダー(Aさん)が新人(僕のこと)の受け入れを拒んだからなのである。部署によって人数の偏りや仕事の多少の差があるわけで、通常なら人手不足の部署に人員を補充するのが筋のはずだが、そのリーダーは自分の部署が人手不足にも関わらず「ウチはこれ以上メンバーを増やしたくない」と会社側に宣言したのだ。何故かと言うと「人員が増える→仕事量が減る→給料に響く」というAさん一人のワガママな理由でだ。(ちなみにその部署の一般社員は「あぁ・・新人さんが来たら仕事が楽になるなぁ」くらいにしか思っていなかったそうだ)

それで弱腰の人事担当は、「今のところはとりあえず」という名目で僕を人数が足りている部署に回してしまった。だがこれに怒ったのが僕を押し付けられた格好の部署のリーダーBさん。Bさんはリーダー会議でAさんに噛み付き険悪なムードに。実はBさんの部署には問題児が一人いて、会社側はゆくゆくはその人を他の部署に転属させて僕を後釜にしようという思惑もあったようなのだがそれが更にBさんの逆鱗に触れる理由になった。もし問題児が転属するにしてもそれは何ヶ月も先の話であってそれまで僕の扱いをどうするつもりなのだと。

「ウチの部署は給料が少なくなっても自分(Aさん)のところさえ良ければいいんかい!?どいつもこいつも勝手なことばかり言いやがって!」

Bさんは仕事に対して凄く真面目な人でいつも正論を主張するタイプなのだ。

そこに話を更にややこしくしたのがBさんと同じグループのもう一人のリーダーCさん。Cさんは僕のことを非常に高く評価してくれていて「是非ウチのグループに入れたい」と常々公言して憚らないちょっと天然な人(でもすごく優しい)なのだ。

Cさんは僕に「ウチのグループに入りたいと会社に要望を出したら?」などと勧めてくれるのだが、入社1ヶ月の新人がそんなこと言えるわけが無いし。

CさんはBさんに対して「会社の思惑はどうあれそれに乗っかってしまおうよ(つまり僕を入れるため)」と説得するもBさんは「絶対にアイツ(問題児)は出さない!アイツがクビになっても構わんから転属だけはさせない!」と意地を貫く構え。

だが何が一番凄いってこれらの会話が全て当事者である僕の眼前で繰り広げられているという事実。

おいおい・・こんな内情知りたくねーよ。今のトコ。

結局は会社のトップダウンという形で僕の配属はAさんのグループに決まり(GWが明けても僕がBさんグループにいたら半ストも辞さないという脅しをBさんが人事にかけたから。それも僕の目の前で)、遅ればせながらGW明けからAさんの下で修行していたのだがそれも本日を以って一旦終了。

ちなみにAさん自身は多少ガメついところはあっても冗談ばかり言う非常に面白い人で、仕事に対しては優しく、時に厳しく指導してくれるとても良い上司といえた。ここのところは唯一の救いかなあ。


ここまでの僕に対する各リーダーの評価は僕が想像するところによると以下の通り。


Aさん:まずまず。だがやや体力不足。

Bさん:まだまだ修行が足りない。特に体力不足。

Cさん:素晴らしい。もう完璧に一人前。 ←実際Cさんは人事にこう報告したのだ


リーダーによってこんなに評価が分かれるのもちょっとアレだが、Cさんの僕に対する点数が激甘なのは僕自身が一番よく解っている。

ちなみに来週からはついに全てのリーダーのボス、総リーダー長(スキンヘッドのおっさん)の下での最後の修行期間に突入するのだ。緊張するなぁ・・ていうかまたイチから仕事覚え直しだよ。やれやれ。