ぼちぼちと読み進めていますがやはり面白いです。

単なる事典的な感じではなく社会問題に切り込んでいくのも面白い。

例えば、アフリカ経済では始まりから徹底的にグローバル化されて、現地の生活とは無関係になっているとの指摘。
現地人は植民者の下で働くだけで、ヨーロッパの暮らしを豊かにするためのシステムになっていて、貨幣経済とは無縁になっているとのこと。
それ故、経済援助しても現地人は救われないという観点は中々刺激的でしたね。

もうひとつ面白かったのは、土着主義に対する見解。
インドでは一部の上流階級で行われていた風習のはずが、聞き取りした人がたまたまそういう風習を持つ家庭であり、それをアカデミズムの観点で規定したところ、一般化されてしまったというもの。
このような形で伝統は捏造されている可能性も溢れており、他にもイスラム原理主義者や、日本の武士道すらそういう可能性を含んでいるとのこと。
イスラム原理主義者は、欧米のイメージをそのまま自分に投射したものとの指摘はまるで意識してなかった視点で面白かったです。