ハワイ DAY 2 | 半径3メートルから宇宙の果てまで

ハワイ DAY 2

まだ時差ぼけなのか、朝4時頃目が覚めてしまうが、眠りが深かったのかあまりつらくもない。ベランダから夜景を眺めたり、ベッドに寝転がってうとうとしたりして日が昇るのを待つ。そとは夜中ずっとどこかのモーターの音が響いている。車の往来がないだけでかなり静かだ。ちょっと肌寒い。

6時半になり、さっとシャワーを浴びる。5時ころから空腹感がつのってきたので、ホテルの一階のDenny’sに入ってみた。
「デニーズへようこそ」
つまり“Welcomw to DENNY’s!”とか言うかと思ったら、そういう教育はないらしく全くの無視。
Please come in と素っ気なくアゴで付いてこいと言われ、席につく。メニューは完全にアメリカンで、ステーキやらハンバーグやらが並んでいる。カウンター席ではどでかい肉をナイフとフォークでほおばっているエミネムがいた。朝7時からステーキだなんて・・・ボックス席のエミネムたちは食いさしのプレートに深く頭を垂れて眠っている。夜通し遊んだんだろう。エミネム。

部屋に戻って身繕いをして、7時半にロビーに降りるとワシンエアーの人が迎えにきてくれていた。別の高級ホテルでもう一人乗り込んできた。乗ってきたのは関西弁を話す日本人男性。なんと軽飛行機のライセンスを取りにハワイに通っているとのことだった。ライセンスを取るには早い人で100時間の講習を受け、費用は約100万とのことだ。しかも日本国内では使えないライセンス。微妙だ。

ホノルル国際空港の旅客ゲートを滑走路はさんだ反対側に小さな航空会社が並んでいて、ワシンエアーはその中にある。小さな事務所ではレクチャー用兼応接室的な部屋があり、そこのテレビで日本のバラエティで取り上げられた映像が流されていた。あとはいろんな芸能人がテレビの企画で乗りに来たらしく、記念撮影写真が飾られていた。ハワイ紹介のアクティビティとしては風変わりなのでネタになりやすいんだろう。

教官がやってきて、レクチャーが始まる。コックピットのパネルの説明があり、制動の仕組み、見るべき計器の説明を約15分で終え、では乗りましょうかということになった。え、もう終わり!?

PIPER II号
PIPER II

コックピット
コックピット

ドックの中には軽飛行機が2機駐機されていて、僕が乗るのは外にあるパイパー2という機種だった。乗り込むと中はとても狭い。ヘッドセットをしてエンジン始動。緊張でガチガチだ。タキシングはペダルだけでコントロールする。

60ノットで機種を上げてあっという間に離陸。うお~~~~~~~! というのは心の中だけで外面は緊張しまくっていた。上昇角・下降角ともに30度までと言われていたのにあっという間に機種は30度を超え、アクロバット飛行になろうとする。すかさず教官が操縦桿を押さえてコントロールしてくれる。
ゆっくり1,500mの指定高度まで上昇。フラップが動くたびに操縦桿に空気の抵抗がぐぐっと感じられる。ちょっとおもしろいぞ、これ!

ジュラシックの谷
ジュラシックの谷

チャイナマンズハット
チャイナマンズハット

ジュラシックパークで使われた谷やチャイナマンズハットなどの名所をめぐり、低い雲に近づいて雨の中を飛び、雨上がりの虹を眼下に見て、美しいコーラルリーフの透明な海を眺め、それはそれは素晴らしい経験ができた。ライセンスほしくなる気持ちがよくわかる。
真珠湾を零戦が侵攻したのと同じルートで低く飛び、なんとも言えない気持ちになって、あっという間に1時間のフライトを終えた。実質着陸は教官がやった。すごい角度で滑走路に突っ込んでいくのに、ぴたっとセンター且つ滑走路の端にランディングしたのには驚いた。
放心したように待合室で待っていると受講証とフライトログをもらえた。

ホテルまで送ってもらってもまだ午前中。夕方からディナークルーズがあるのでそれまで自転車を借りてちょっとぶらつくエリアを拡げることにした。4時間10ドルでGiantのMTBを借りてみた。新車だといっていたがギアの調整がいい加減でチェーンノイズが酷く、乗り心地はまったくよくない。レンタル機器ってのはこんなもんなんだろう。

チャリンコ in ワイキキ
ワードセンターまで行ってみるが、ダウンタウンに近づくにつれ、見た感じおもしろそうなものはない。ストリップやバーなど乃ナイトスポットが昼間の光にみすぼらしく見えるだけ。アラモアナショッピングセンターも、ららぽーとの方が全然しゃれてみえる。いわゆるハワイ・オアフはワイキキだけがリゾート然としていて、あとは単なるアメリカの小さな街だった。

16時になり、シェラトンワイキキのロビーに集合。遊びまくっていてすっかりハワイへ来た目的を忘れかけていた。そう結婚式だった。シェラトンワイキキはハワイリゾートでも高級ホテルで、僕が泊まっているミラマーホテルとは2ランク以上差がある。それはもうロビーからビーチに直面するバーやプールといった全てに差があるということだ。
ここで初めて新婦と対面したけれど、とても美人で驚いた。世界一の肥満国民アメリカ人の醜く太ったセルライターズに目が慣れつつあったところに見たので、もうハリウッド女優も真っ青の美しさだ。背も高いしスマートだし、目鼻立ちも整ってるし、いやあ美男美女のカップル誕生だ。間違いなく子供もそうなるしかない。

ディナークルーズ

大きな観光バスで港まで移動して、サンセットクルーズ。一人参加だったので、カメラマンご夫妻と同席させていただいて、いろいろ話をした。料理も意外にうまかった。10年以上前、グアムで食った伊勢エビはスカスカのボソボソだったが、この伊勢エビは十分に身が詰まっていておいしゅうございました。
新婦の友人、10人ほどの若い女性の団体は新婦の生い立ちを振り返る映像を見てすぐに号泣。・・・なぜだ。BGMはミスチル。それが余計に涙を誘うのか。4,5歳くらいの新郎の甥っ子はオジさんが大好きのようで、「にいにい~ にいにい~」と蝉のようにまとわりついていた。

サンセットクルーズ

ダンス

ミクロネシアやハワイアンダンスなどの民族舞踊を披露してくれた後は、みなでダンスの時間。といってももうクルーズは終わって接岸しているのに大盛り上がりのダンスタイム。こういうところがアメリカっぽいね。ウエイターやウエイトレスがリードを取ってくれるので内気な日本人も楽しそうに踊れていた。ウエイターの女の子、かわいかったな。デブだけど。

ダンスタイム

終わった後、カメラマンご夫妻と一緒にシェラトンワイキキのバーで少し飲んで、良い気分でホテルに帰った。やっぱり旅先で新しい出会いを得るってのはいいなと満足した一日だった。