こんにちわ、たびたびかとちゃんです。
この物体は何でしょう?
卵か?それとも・・・
おにぎりなんです
2月17日に揖斐川町北方地区にある北方神社で行われた「鳥の子祭」に行ってきました。
この神事は、江戸時代の凶作の際、「農民は米を食うな」という幕府の命に背き、庄屋が鳥の卵に似せたおにぎりを農民に配ったのが始まりとされ、庄屋の恩に報い、無病息災を願う祭りとして、同神社で大正8年から毎年行われています。
新嘗祭(11月23日)に地元の方がお供えしたもち米を使って、地元の方約80名、地元の小学生、幼稚園児らが前日(2月16日)に約6,500個もの「おにぎり」をつくって、17日に参拝者の方に5個づつ配るそうです。
地元の北方小学校の子どもたちも、自分たちが作った鳥の卵ならぬ「おにぎり」をいただきました。
子どもたちに、北方の自慢は何?と聞いてみたところ、
「自然がいっぱいあるところ」
「北方踊り」
「鳥の子祭」
と元気よく話してくれました。
この祭りの世話をされてみえる地元の方がおっしゃいました。
「このおにぎりをいただくと、平穏な暮らしができると言い伝えられており、こんな伝説が残る古い土地柄だけど、
鳥の子祭は北方の誇りだ」と
2月17日前後に各地で祈年祭(五穀豊穣や平穏な暮らしを祈るお祭り)が行われましたが、
ここ北方地区の「鳥の子祭」は、地域の子どもからお年寄りまで、みんなで協力し合って、祖先が守り続けてきた伝統をつないでいるのだなと感じました。