かとちゃんです。
今日は、今回の研修旅行で楽しみにしていたトンガリロ国立公園をトランピングしてきました。
トランピングって?
聞きなれない言葉かもしれませんが、日本でいうトレッキングやハイキングのことをニュージーランドではトランピングといいます。
ニュージーランドでは、山頂を目指す登山よりも、自然の中を楽しみながら歩く方が盛んで、トランピングのコースがいたるところにありました。
トンガリロ国立公園の紹介を少しします。
トンガリロ国立公園は北島の中央部、タウポの街から車で約1時間のところにあります。
ここはニュージーランドで最も古く、また世界でも4番目に制定された国立公園で、1990年に世界遺産(自然遺産)に登録され、マオリの人々が崇拝し、精神的な深い関わりがあることから1993年に文化遺産に登録され、自然と文化の世界複合遺産に指定されました。
この一帯にはルアペフ山(標高2,797m)、ナウルホエ山(標高2,291m)、トンガリロ山(標高1,968m)の3つの活火山が連なっています。
さてさて、4時前に起きて、トンガリロ国立公園に向けて宿を出発です。
いよいよ登り口の「マンガテポポ駐車場」から僕ら4人で意気揚々と登山開始
↑トンガリロクロッシングのマップ ↑火山のハザードマップ
登り口には、いくつかの案内板がありました。
コースマップは、標高差が分かる山の縦断面図やコースタイム、小屋やトイレの場所などが絵で分かりやすく表現してあり、英語がよく理解できない私たちでもこの先のコースの概要がよく分かりました。
木道がところどころに整備されていました。
↑ナウルホエ山(標高2,291m)
富士山そっくりの山容のナウルホエ山は、富士山と同様に新しい活火山のようで、円錐形の美しい形をしています。
STOP!
よく目立つ看板ですね。
天候や食糧、装備、体調は万全ですか?と、トレッキングを続けるかどうかの確認をうながしています。
私たちは食糧、装備などOK!
このまま登山を続けます。
草木がまったくなく、月の砂漠のようなところ。
とにかく広ーい平坦地がつづいていて、荒々しい雰囲気に不思議な感覚を覚えました。
ものすごい強風が吹き荒れてきました
砂や小石が飛んできて痛いほど
稜線に出るとさらに強風が吹きあげてきました。
手袋を装着し、飛ばされないように身を斜めにしながら黙々と歩を進めます。
恐怖心を抱いていたメンバーもいましたが、この程度なら行けると判断し、ひたすら登って行きました。
まさに、エメラルド色で透き通った湖。
この辺りでお昼ごはんにする予定でしたが、風が強く、とてもゆっくりできそうにないので、休憩を入れずに進みました。
強風の中、休まず歩いてきたので、予定よりかなり早い時間に小屋に到着。
ガスコンロがあったので、使わせていただきカップラーメンを食べました。
体が温まりホッと一息。
トレッカーの方たちが続々と小屋に到着。
話を聞くと、タウポからのツアーに参加された方たちのようです。
ツアー会社が登山靴やレインウエアの貸し出しも行っていて、気軽に参加できるみたいです。
アメリカ、ドイツの若い女性やフランスの渋めの男性、イスラエルの老夫婦、世界遺産を巡っている日本人と歓談しながら、2時間ほど小屋でのんびりしました。
下山するころには、強風も治まりのんびりと下山しました。
途中から原生林の中に入り、白く濁った小川が見られました。
小川に手を入れると温かーい。
ここは火山地帯ということを直に感じました。
無事に下りてこられてよかった~
今回のトンガリロクロッシングは、荒々しい火山地帯で強風を体感し、自然の厳しさを感じました。
そして、自然のスケールの大きさに感動しました。
参考に今回の記録を載せておきます。
・登山開始 6時55分 下山 15時45分
所要時間 8時間50分(休憩2時間20分)
・行程 17km
・高低差 約1,100m