基本的に義両親はいい人だ。
だがやはり嫁として、モヤっとすることもある。
義姉の子供たち(ともに女の子)とうちの子供たち(ともに男の子)を比べて、
義姉の子供たちのことを「うちの娘たちは」と話すことには違和感しかない。
義実家宅と我が家は車で20分ほどの距離である。
初孫である長男のときは、産まれたころから我が家に顔を見に来たり、頻繁に連れてこいアピールや預けてほしいアピールをされていた。
旦那がおらずとも月3、4回ペースで義実家に顔を出しに行っていたが、あまりの預かりたいアピールに正直辟易していた。
その頃私は専業主婦であったし、まだ乳飲み児の子供を預ける理由なんて何ひとつなかったのだ。
美容院などでどうしても預けなければいけないときは、車で1時間の実両親に預けていた。
実家のほうが頼みやすいし、子供のことに関しての指示を気軽に出しやすいからだ。
実娘の産んだ子供と嫁の産んだ子供に、思い入れの差が出るのは当たり前だろうし、
実娘の子のほうが気楽に面倒を見れるということも大きいのだろう。
お互い様である。
気になるのは、うちの長男と次男の間に差があることだ。
長男のことは赤ん坊のころから預かりたがった義両親だが、次男のことは
「まだオムツだから」
「離乳食だから」
と長男だけを預かりたがった。
次男はまだ何も分かってはいなかったし、確かに手のかかる年頃であった。
義両親の頼みを無碍に断ることもできず、
たまに長男だけを預かってもらっていた。
長男が幼稚園に上がる頃になると
「母ちゃんと離れたくないぃ!!」
と、義実家に預けられることを泣いて拒むようになった。
それでも義両親のためになんとか宥めすかしたり、ときには泣きながら連れて行かれることもあった。
義両親への親孝行のために、連れて行かれる長男。
泣き喚く長男を思うと、心が引き裂かれるような思いだった。
一方次男の場合、義両親は赤ん坊の頃から、顔を見たいと言って家にやって来ることもなければ、
4歳になった現在でも
「お母さんがいいって泣かれたら困る」
だのと言い、決して預かろうとはしない。
子供たちとFaceTimeで話すときも、長男の名前しか呼ばない。
あれかな、長男は旦那そっくりの顔で、次男は私そっくりの顔だから、同じ兄弟でもこんなに違うのかな。
私は「預かってもらうのは2人一緒じゃないと嫌です」と宣言している。
義母は2人を預かるぎりぎりまで
「やっぱり次男は来ないほうが。。」
と二の足を踏んでいるが、私の意思により、いつもオマケのように預かってもらう次男。
帰ってきたら次男も「楽しかったよ!」と言うので、決してかわいがってもらえていないわけではないのだが。
親としては、えらい違いですねとモヤモヤしてくるのだ。