New York Timesに気になる記事を発見したので、抜粋してみました(本記事はこちら
)。女性が直面する問題をテーマに挙げた記事です。
「今年もUNで第3回Women in the Worldが開催されており、たくさんの女性が集まってきています。The Woman in the Worldの創立者、ニュース・ウィークとDaily Beastの編集者でもあるティナ・ブラウンは女性の活動はまさにグローバル化していると述べた。そして多くの活動がウガンダとかアラブ諸国などの、新興国で起こっている。
彼女たちが直面している問題は我々の想像をはるかに超えている!とブラウンさんは述べた。と、同時にアメリカ女性は品位を脅かされたり、長く保たれていた権利をも失いかけるようなゾッとした経験をした。アメリカは恥じるべきである”と続け”アメリカ女性は今、海外にインスピレーションを求めるようになっている”と述べた。
今週3日間にかけて、米国国務長官のヒラリークリントンや、国際通貨基金(IMF)のマネージング・ダイレクターであるクリスティーヌ・ラガルドなど女性のリーダー達が世に知られていない村などで起こっている女性の苦悩や勇敢な話を繰り広げた。
このような話はグローバルレベルで葛藤を直面視してきたUN Womenのダイレクターそして元チリ大統領だったミチェル・バチェレにとって馴染みのある話であった。
最近のインタビューで彼女はこう述べた。”最大なるチャレンジはどこにでも存在する。それは政治的参加、経済的権限、そして女性に対する暴力をなくすことです。”
どの国も例外ではない。先進国だって、そう。女性が首相や大統領に選ばれたところでさえ、女性はいまだに差別的冗談の対象になったりしています。給料の差も引き続き存在し、大切な公的ポジションやビジネスポジションに女性が多くついていないのも現実です。
ビジネスあ政治社会の中で女性を起用するクォータ制度などは比較的普通になってきましたが、いまだにうまく適応されていないのも現状です。例えば、ラテン・アメリカではブラジル、アルゼンチン、コスタリカなどで女性の大統領が誕生しています。女性の政界進出は50%といわれているものの、実際には19%しか上のポジションにはついていません。
バチェレさんは”女性の政界進出がどれほど大切か言い切れない”と述べています。”それは正しいことだから、もっと良い民主主義を達成できるから、そして何よりも政界に新しい血をいれ、新しいタイプのリーダーを作ることができるから。””私にとってより良い民主主義とは、女性が選挙権を持っていて、議員を選任するだけではなく、選任されることだと思っています。”
しかしながら、残念ながらいろんな障害が女性には存在します。社会がいまだに女性に子供の面倒、親の面倒、夫の面倒、家の面倒を期待しているのがそれです。女性にも野心はあります。
”女性が野心が少ないわけではありません。”バチェレさんはこう言いました、”しかしながら、女性は仕事と愛情と家族をうまくバランスさせたいのです。”
”男性が仕事や政治に没頭すると、その男性は尊敬されますが、女性が同じことをして、子供を産んだとたんに”悪い母親”とレッテルを張られます。文化的な要請があり、そして、言っていいものなら、女性はそういう選択をしたことに対して、社会的罰をうけることになっています。”
場所によってはもっとひどいところもあります。”女性は人としての権利を持たないところがあります。例えば男性と二人きりでいてはいけないとか、プロポーズを受けたなかったから顔に硫酸をかけられたとか、男の子を生まなかったから殺されたとか、両親が娘を売りに出したなどです。”
”性的目的や労働力目的で人身売買される80%は女性です。女性は社会では見えない存在なのです。”
不可知論者そして社会主義者、3人のシングルマザーでありながら、ピノチェト時代に逮捕や追放を免れたものの、チリでの大統領選では最小限のチャンスしかないと思われていた。”とてもいい人だけど、彼女にはできない、大統領になる力量がない”など含めもっとひどいことなども言われたことを思い出した。
2006年に初めて女性大統領としてバチェレさんが選ばれた時は、平等主義の政府を構築した。チリの政策や文化を変えるほどの威力があり、2010年3月の任期終了時には彼女の人気は70%とまでうなぎ上りしていた。2014年の大統領選に出馬するのでは?と噂されるので、最近はチリにはお忍びで行くようにしているとのこと。”かなりの道のりを歩んできた。社会的にも認識度が高くなっており、10年前に比べたら考えられないくらい飛躍した。ここから後退はあり得ないが、まだ十分ともいえない”。」
この記事を読んで、私の心に深く響くものがたくさんありました。日本は先進国とはいえ、まだまだ女性が活躍できる場が少ないと痛感します。これからも女性が頑張れるような環境づくりがもっと整ってくれたらと思います。
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