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Landlngの連続写真です。9枚有ります。

この写真を原寸大にして下から連続して見ると、着陸とはこんな物かと感じていただけると思います。

200ft、100ft、50ft、40ft、30ft、20ft、10ft、5ft&Touch Downです。

30ftまでは正確に眼高を表しますが、それ以降は眼高は正しくなくPositionを示しています。

 

200ft:900メートルの長さの精密進入用の進入灯が見えます。

    残り300メートルを示すライトがギリギリ見えています。

   その最終点に滑走路末端等が横に明るく見えます。接地帯左側に

  (進入角指示灯)PAPIが有ります。左から白白赤赤でOn Pathを示しています。

   この時点ではRunway上のPAPI横は未だはっきりしません。

100ft:画面下にRuway方向を示す33の数字(Ruwayy Designation Marking)が見えます。

   羽田空港 旧RWY33です。定期訓練&審査で良く使われました 。

   機首下げモーメントになりSpeedが増える傾向が出始めます。

   大きな接地帯標識(Fixed Distance Marker)が見えます。長さ200ft/約60メートルも

         有ります。しかし、PAPIの横Aiming Pointの手前に有ります。何故手前なのか理解でき

         ません。折角描くのなら1500~1700に描けばはっきりとした接地目標になります。

   視程(地上で視認出来る距離)が悪い時これが見えるとFlareをやめてしまい

   結構なショックで接地するのです。この白く長い帯が1500~1700ftに在れば、

   これが見えたら、何とかそこまでFlareで引き延ばせばSmoothな接地が

   増えるでしょう。Runway は長いのです。

 50ft:Runway Endにかかりました。Threshold Markingの上です。

   Pilot Eye Hight(眼高)は約15メートルですが、

   車輪の高さは約10メートルしかありません。

   次のFlare開始位置500ft Distance Markerが良く見えます。

   そこが眼高30ftになります。高度計や電波高度計ではありません。

   開始位置です。勿論RWYはFlatでPathを正確にKeepしている事が前提です。

 40ft:750Ft付近に来ました。高度40ftです。

   手前微かに500ft Markingが見えます。Flare開始に備えます。

   PAPIは未だ正確に左から白白赤赤です。1000ftのFixed DistanceMarkerの先に

   1500ftのDistanceMarkerがハッキリみえます。

 30ft:500ft Marking上です。Ground Effect による機首下げの影響を支えている

   Elevatorをもう少し引き、3秒かけ1500ft MarkerにAimingの移動を開始します。

   Training Manualには「ここからControl column(Elevator)を滑らかに

   引き始め1~1.5度Pitch Upさせ、Thrustを引き始める。しかし、

   「AND(姿勢指示器)ではなくFar End(滑走路前方)を見て、進入角が浅くなり、

   降下率が減少傾向にある事を自分の目で確認し体感しなければならない」

   と書かれている。

   滑らかにとは抽象的で、どの位のテンポとか、量とかの具体的な説明は無い。

   直ぐにRWY Endに視線を動かすと一定のテンポでFlareを

   続けることはできない。

   本当にFlare初期は微妙でPichi変化は少ないのです。Sink Rateの減少はGround Effect

         の影響がより大きくなります。ここから1~1.5度Pitch Upして、取り敢えず沈下率を減

        らして、後は機体にお任せでは無責任でしょう。

   30fで直ぐ目をFar Endに向けたら毎回テンポが変わってしまいます。

 20ft:750ftのPositionに来ました。実際の眼高は20ftではなく23~25ftになります。

   30ftで書かれている「Thrustをごく僅かに絞り始める」ではなく、

   20ftで滑らかに、しかし一気に絞り、Flareに専念する方が良い。

   未だ、Aiming Pointは1500 Markingにはなっていません。

   Thrustを絞るとElevatorが重くなります。機首下げモーメントも強くなります。

   それに負けずPitchを支え、且つAiming Pointを移動します。

 10ft:1000ft Fixed Distance Markerにかかりました。

   実際の眼高は20~22ftになるでしょう。

   Thrustの減少、先流角の影響で水平尾翼が持ち上がり機首下げの影響が顕著に現れま

        す。 その力に負けず、次の1秒かけて1500ft Marker に向かいます。100ftの距離が

        Flare開始位置から見えた量よりハッキリと大きく長く見えるようになります。

   車輪高は6ft/約2メートル弱です。ここまで2秒でPitchは 0.5~0.75度位しか上がっ

        ていないでしょう。Ground Effectの方が降下率の減少に効果を発揮しています。

 5ft:PAPIの横 1250ftに来ました。眼高は19ft位でしょう。

   ここからはPitch Up Rateが増えます。機首が下がらないように確実に上げるには、

   Aiming Pointを100ft移動し1600ftにします。

   1秒で0.5~0.75度上がります。車輪高は3ft /1メートル弱です。

   Speedも5Kt近く減っているので、ますますElevatorが重くなります。

   1500~2000ftの中間1750ftにAimingを定めます。

 接地:1500ft Distance Marker上です。あと1秒で接地です。

   眼高ではなく接地する位置・Positionから接地するタイミングが

   ハッキリ分かるようになります。

   最後の1秒で同じく0.5~0.75度くらい上がり、上がりきった処で接地です。

   この間はほぼ水平飛行になるでしょう。そして、Total 2.5度Up、ANU7度です。

   もう少し伸ばすことが出来れば3度Up、ANU7.5度、

   勿論30ftで一気にThrustを絞れば、1700ft付近にANU7.5度~それ以上にする事も出来

        ます。どちらも趣味の段階です。

   

   ここまでの操作が決まればMain TyreのSpin Upが確実になります。     

   Powerを残してNo Shockで接地すると少し浮き気味になり、

   Reverseを引くと、Spoilerが一気にDeploy(展開する、立ち上がる)し、

   ”ズン”と落ちます。Shock Strutが一瞬、縮むのでしょう。

   接地した瞬間Reverse Leverを一気に持ち上げ、すかさず手の平を垂直にし、

   親指と小指を交互に前方に2~3回進めると軽くIdle Detent位置で止まります。

   この間 Far Endを直視し、接地時のANUをKeepし、減速率を判断します。

   減速率が問題ないと判断出来たら、90㏏でElevatorを少し緩めるとPitchが下がります。

   1ft 約/30センチ位で再度Elevatorを引き、下がるの止め、

   ゆっくりと腹に付く迄引くと静かに前輪が接地します。

   慣れてくると一回でタイミング良くNose Tyreの接地ができます。

   30㏏以下でReverseをRetractする2~3秒前にBrakeの遊びを殺し準備します。

   Retractするタイミングで少しBrakeを踏む量を増やしショックをできる限り減らしま

        す。Reverse Leverの上の丸い部分を軽く掴み約1センチ前方に倒し、

   抵抗がなくなり軽くなったら丸い部分を掴んだまま、ゆっくりとStopperに当たるまで

        下げます。