皆さんは飛行機を利用して旅行していると思います。

飛行機に乗る事が大好きな人、怖くて嫌いな人もいると思います。

10000メートル上空で乱気流や突然エアポケットに入ったような揺れに

遭遇した事もあるでしょう。酷い着陸や急激ブレーキ操作で驚いたことも有るでしょう。

着陸後の逆噴射の轟音も怖いですね。

そう言う事はさて置き、着陸についてこれから何回かに分けて書いて行きます。

 

私の究極の着陸操作とは信じられないでしょうが、説明します。

私が目指していた着陸とは、滑走路の端( Thresholdと言う )に入って

約2秒後から静かに一定のリズムで引き起こし軽いショック(時にはノーショック)で接地します。

接地後直ちにリバースを開き、直ぐアイドルにします。

その姿勢を維持(オートバイのウイリー状態)して85~80ktで前輪を接地します。

タクシースピード(30ノット/約55㎞)までリバース逆噴射はアイドル状態です。

イメージとして目を瞑っているお客様が軽いショックで接地した事を感じたら

即リバースを開いた時軽く頭が前方に動き、その後頭が戻ります。

リバース音は殆ど聞こえません。

ブレーキと連動してリバースを閉じる時軽く頭が前後します。リバースを閉じる時は開く時と逆に頭が後ろに傾きますがそれを少しでも減らすためです。

そしてタクシーウエイに入る時、軽く頭が左右どちらかに傾いて、その反対方向にターンした事が分かる。

こう言う着陸操作が価値観を持って意識してやれば簡単に出来るのです。

私は常にこの意識で実践していました。

これから色々な風の条件(強さ、方向、乱気流)、滑走路の条件(up slope、down slope)

機種の違いによる着陸操作、優しいブレーキとリバース操作等を説明します。

又、失敗談や私の記憶に強く残っている出来事について書きたいと思います。

興味が有りましたらお読みください。