子連れエジプト旅行その9-パピルス屋さん- | つれづれドバイ。

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2009年5月ドバイ入り。
ドバイでの日常、そしてドバイでの子育て、息子のことをつれづれに。
2012年3月日本へ帰国しました。

OHSSのことも記録しています。

さて、昼食に行く前に、ルクソールでアラバスターのお店に連れて行かれたのと同じように、お土産屋さんに連れて行かれました。

そこはパピルス屋さん。

今までいろんな観光地でパピルスを売ってるお店や人たちがいました。

ガイドブックには「偽物のパピルスは曲げたらパキっと折れてしまう」とありました。

が、そんなんどうやって確かめるん?

万が一折ったら弁償ちゃうん?(笑


連れて行かれたところはエジプトに4店舗構えるけっこう大きなお店のようです。

入ってきたお客さんのしゃべる言語によってつく店員さんが違って、その言語でパピルスの作り方を解説してくれます。

私たちについてくれたのは日本語しゃべるナッチャン(←モッチャン命名。本名教えてくれなかった笑)。


写真撮ってもいいと了承を得て、パピルスつくりの工程を。

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↑彼女が手に持ってるのがパピルスの茎?を切ったもの。
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皮を剥いたら白い。これを薄くスライスして水に漬けておく。

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漬けたものを叩いて平らにする。
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そしたら交互に並べてプッシャー(昔は石とかだったらしい)で固定して乾かすと出来上がりなんだって。

(水に漬けると色が白から茶色っぽくなる。茶色っぽいほど水に漬ける時間が長かったってことらしい)


「ドレデモ スキナモノ エランデクダサイ」て言われて「え~と」て選び始める私(笑

呆れ顔の主人( ´艸`)

まっっっったく買う気が無かったのにいざ見てみるとやっぱり欲しくなるなぁ~。


でもすごく小さいものでよくって、ヒエログリフとアルファベットの対応表と、エジプトの有名なもの(ツタンカーメンとかクレオパトラとかスカラベとか)がくっついてる90£E≒1800円くらいのものでよかったんだけどナッチャンに「それは手描きじゃなくて印刷したもので、子供用です」ってばっさり切られた(笑

主人は「じゃあツタンカーメンとかわかりやすいのでいいんじゃないの?」て言ってたんだけど、今度は私が「それはちょっと…」と尻込み。

だって「いかにも」って感じだしホントに金きらキンなんだもん(笑

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↑で、最終的にツタンカーメンと奥様をモチーフにしたものを購入しました。

わかりにくいと思うんだけど左がツタンカーメン、右が奥様。

「愛の物語」というらしい。。。たぶん(笑


ホントは世界史の教科書にも載っている「死者の書」のモチーフが欲しかったんだけど、横に長くてしかもけっこう高くて。

このパピルスは元値が195で150で買いたいって言ったら「それはムリです」て言われて、

帰ろうとしたらモッチャンの「なになに?ディスカウントしてくれなかったの!?じゃあモッチャンが言ってみる!」の一言で150でOKになりました(笑

じゃあもっと無茶な金額言っとけばよかった&死者の書で値切っとけばよかったとケチなことを思ってしまう関西人、やっすん。

でも結果的にほんとにおみやげこれしか買わなかったので、買っといてよかったー。


ナッチャンが勧めていたレリーフは

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死者の書

と、私が買った「愛の物語」と、古代のカレンダーのような役割をしていたモチーフの3つでした。

彼女いわく、「一枚しか買わないなら絶対に物語のあるパピルスを買ったほうがいい!」とのことでした。


哲朗が寝てたので主人が哲朗を抱っこしてくれてイスに座っていて、私がナッチャンといろいろ話をしながら値段交渉をしてたんだけど、ドバイでは相手に聞かれて都合悪い話だと(値段のこととか)日本語を使ってしまえば相手にわからないし、気にせずに話せるんだけど、なんせ相手は日本語のわかる相手なわけで(^▽^;)

そういうところも知らず知らずのうちに海外生活に染まってしまってるなぁ私、と思ってしまった。

逆にお店側からするとお客のニーズがよくわかるという反面、本音の言葉を聞き取るっていう意味でもそのお客の言語を話せるスタッフがいるのはいいんだろうなぁ。


ちなみにこのお店では、大学の外国語学科の優秀な学生を雇ってるんだとか。

ナッチャンは日本語学科で成績優秀だったんだって。

もうすぐしたら日本語ガイドになるんだってモッチャンが解説してくれた。


ちなみに彼女が頭に巻いているスカーフみたいなもの。

これ、エジプトに行く前に他の人のブログで

「彼女たちは待ち針でスカーフを留めてる」って書いてあったのを読んで「うそでしょー」と思っていたんだけど。

ほんとに待ち針で留めていた(^▽^;)

あまりに至近距離だったから写真撮るのは遠慮したんだけど気になって気になって「刺すときに頭刺したりしないの?動いたら頭に刺さったりしない?」と質問攻めにしてしまったー。

ナッチャンはきっとたくさんの人からそういう質問を受けてるんだろう、外して留めるとこまで見せてくれたけど、ほんとに器用に刺すんだよねー。


私にはきっとムリだろう、と思いました。

-続く-