2歳の長男くんと9ヶ月の次男くんは、対照的な性格をしてます。
長男くんは泣き虫で、何かにつけてすぐ泣きます。
寝起きがとてつもなく悪いので、朝から大泣きして、その声で私たち家族は起こされます。
朝の4時起き5時起きなんてのは、結構あります。
「おいで!」と呼んでも絶対に自分から動くなんてことはせず、私たち親が来るまで、その場で泣き続けるスタイルを貫き通します。
一方、次男くんは大したことがない限り、泣きません。
毎朝、寝ぼけ眼でもニコニコ笑顔で起きます。
まれに泣いたとしても、すぐに機嫌を直してくれます。
この時点で、長男くんと次男くんの1日のスタートはこんなにも違うのです。
長男くんは、よく言えば慎重派、悪く言えば臆病、怖がりといった感じでしょうか。
その反対に、次男くんはよく言えば肝が据わってる、悪く言えば鈍感といった感じです。
お風呂に入ってる時にも、それはよく感じられます。
湯船に浸かる際は、私は体育座りをした状態で、太ももの上に次男くんを仰向けに乗せて体や頭を洗うんですが、次男くんは完全に私に身を委ねてくれます。
なので、顔に少し水がかかろうが、耳に水が入ろうが泣いたりはしません。
むしろ、目をとろんとさせながら気持ち良さそうにプカプカと浮いてます。
ですが、長男くんの場合はこんな穏やかにはいきませんでした。
頭を洗うにも身を委ねてくれず、体も硬直状態で、少しでも顔に水がかかろうもんなら大泣きです。
浴室で大泣きされると、反響が凄くて、いつも以上にうるさく感じてました。
ですが、今では長男くんも2歳です。
私の支えがなくとも入浴できるので、さすがにもう次男くんの時みたいに体育座りでうんぬんなんてしません。
完全に対等な関係でお風呂に入ってます。
お風呂で水鉄砲やじょうろで水の掛け合いっこをしたいところですが、何せ臆病なんで遊びたい気持ちはあるものの、なかなか思うように遊んでくれず、結局いつも浴槽の縁におもちゃを並べて楽しんでるようです。
また、食に対しても、これまた全然違います。
長男くんは今でこそ、わりと好き嫌いなく何でも食べるようになってくれましたが、次男くんと比べれば食べる量も少なかったです。
どうすれば食べてくれるだろうと、日々主人と悩んでいたように思います。
その点、次男くんはおっぱいはゴクゴク飲むわ、離乳食は完食するわで、食欲が半端ないです。
最近では、私たちが食べる普通食も食べたいようで、私や主人が食べてると、腕を引っ張って、ちょうだい!とアピールしてきます。
試しに白米をあげてみると、もっとちょうだい!もっとちょうだい!とせがまれ、豆椅子でひっくり返りそうになりながら、おねだりされます。
それはそれで困ってます。
お昼寝の時は、意外にも、長男くんはぐっすりと長時間寝てくれます。
ですが、その間、次男くんはちょこちょこ愚図って、隣で寝てる長男くんを起こしてしまうのではないかといつも気が気でなりません。
結局、次男くんが愚図る度に、私は次男くんの元へ駆け寄り、お得意の添い乳で落ち着かせます。
これだから、いつまで経ってもおっぱいから離れられないんです。
おっぱいで思いましたが、授乳も全然兄弟で違いますね。
長男くんは最初はミルク→母乳+ミルク→ミルクって感じで、ほぼミルクでした。
私が産後間もなく体調崩して薬を飲むようになったせいで、母乳があげられなかったってのもありますけど。
次男くんは最初っから現在に至るまで、ずーっと母乳です。
幾度となくミルクに挑戦するも、飲みきってくれたためしがありません。
毎回残されたミルクを見てはもったいないと思っていたら、主人が「飲む!」と言い出しました。
おいおい、あんたはいくつだよ!?
「ミルクには栄養がたっぷりなんだよ!」って、何の迷いもなく、むしろ飲んで当然のごとく、グビグビ飲み干す主人を見て笑わずにはいられませんでした。
ほんとに同じお腹から生まれたのかって疑ってしまうくらい、真逆な息子二人。
やはり育児は十人十色だなと、改めて気付かされました。
対照的な二人ですが、決して仲が良くないわけでありません。
次男くんはお兄ちゃんが大好きなようで、お兄ちゃんのやることなすこと、ずーっと目で追ってはニタニタしてます。
長男くんはそんな次男くんに抱きついたり、頭を撫でたりと、よくスキンシップをとります。
度が行き過ぎてしまうこともあって、バックハグのつもりが首締め状態になってるなんてこともちょいちょいあります。
でも、そこはまだ加減が分からないだけで、注意すれば理解してくれます。
唯一、息子二人が似ているところは寝顔ですかね。
って、乳幼児の寝顔はわりと誰でも似てますけどね。