ジャン=ポール・エヴァン 京都店


大阪にお店がある時は、お気に入りで何度か行きましたが、撤退してからは巡り合えなくて…
京都をぶらぶらしているとき、偶然にお店の前を通りかかりました。
4~5組の行列だったし、懐かしくて、並んでみることにしました。
しばらくすると、お店の人が「外のテラス席か、カウンター席ならすぐです」って
言われましたが、京都の冷え込みは、ストーブを付けていただいても、ブルブル、
当然、どなたも遠慮されていました。
私たち4人も、テーブルでゆっくりしたいので「待ちます」と返しました。
寒い中、20分は待った頃、お店の人が出てきて、
「テーブル席は、空かないのでカウンターでお願いできませんか」と・・・
仕方なく「はい」と答えたものの、心の中で「20分待つ前に言ってよぉ…」と
ブラックな思いが、4人ともにフツフツと沸いていました。
気を取り直して、カウンター席へ、目の前には、お皿に乗せられたケーキ、ケーキ、ケーキ
しかも、sold outでオーダーできなかったケーキたち、「あるやん」って、ひと言。
「これ、なぁに?」と4人は声に出さず、目でひそひそ会話
デリケートな高級チョコのケーキ、目の前で15分は鎮座しています。
表面が柔らかくなってきたように見えますが・・・気のせい?
20分もカウンター席で、だま~って待ってれば、事の顛末は理解できます。
だって しゃべれないから、店員の動線に目をやるしかないんだもの
観察したところ、オーダー後すぐにケーキケース(冷蔵庫)から取り出して
お皿に乗せてここまで運ばれ、待機しているという事でした。
幅の無いカウンターの反対側では、ホットチョコを作ったり、珈琲を作ったり、
いくつもの調理器が、熱を放ってる。
超デリケートなケーキのそばで・・・ありえない・・・
ケーキに対して、こんな扱い お家でも しないわ
そして、自分の口に入るものでないので、目の前にあると、
息がかからないかと、気が気で落ち着かない…最悪
細く息をしていると、吸排のリズムが崩れて咳が出そうなる。
そんな姿が、なんともコントのようで、吹き出しそうになる。
4人とも、唾がとばないように、おしゃべりもしないで沈黙で、
じ~~~っとケーキを眺める…。すると
ケーキが「早く、持っていってよぉ」と、言っているように見えてくる。
沈黙のウエイトタイム
あ~ぁ、お店に入っても、おしゃべりできない、
席に着いてから、待ち時間 なが~い
やっと来た1000円弱の紅茶、ティーバッグで香りもなければ、
味も無い、こうなると ぼったくり的?とブラックなイヤミが出そう
大阪のお店とは 雲泥の差
ジャンさんの名が泣いてるよぉ
お店を出る時、4人が4人とも、ただただ無口だったせいか、
不機嫌だと思われたのか、
先ほどの女性が「お待たせしてすみませんでした」とひと言。
「そうでは な、く、て・・・」(ケーキを大切にして~)の声を押し殺して
笑顔で「いいえ」と、返したけれど、もう来ないよと背中で返した。
あ~ぁ、残念だったぁ