2012 長崎くんち 1  | おでかけmemory

おでかけmemory

近畿、東海圏を中心に、ランチ、スウィーツなど、
美味しいものとの出会いを綴っています。
たま~におでかけ、たま~に家族(atom、uran、pinoko)も登場します

諏訪神社の秋季例大祭長崎くんち に、行って来ました。

始まりは寛永11年(1634)、378年の歴史があり、全国に名を馳せたお祭りです。

名前の由来は、9日に行われるところから「くんち」と呼ばれるそうです。 

 

諏訪神社の参道、七十余段の石段長坂と呼ばれています。

(この長坂を上り、大門をくぐった先に拝殿、御本殿があります。)

 

長崎くんち 奉納踊りは、長坂の真下の広場で、神前に向かって奉納されるので、

長坂は、広場から見上げれば、まさに神様の御前真正面、に当たります。

おくんちを見るのに最高の席である長坂が、毎年無料開放されています。  

といっても、はがき応募(各回ひとり一通、重複応募無効)による抽選で、

当選確率は、かなり低いそうな・・・・。

(ちなみに 正面から少しずれた長坂の両側は枡席で、3万円だそうです。しかも数分で完売。)

「当たるわけないけど、 やっぱり、おくんち見るなら、長坂で見てみたい・・・ 」と だめもとで応募しました。

抽選後は、待ち遠しく、毎日ポストを見ては「当たるわけないな・・・」・・・

あきらめた時、 届きましたぁ                  左のハガキの部を拡大。

  

 しかも、朝と、夕方の両方に当選なんて なんとなのでしょう!

帽子、傘は、神様の御前、つまり神様に対して失礼にあたるので。(手拭をかぶるのは)

当日、同列に並ばれた方は、100通出して3枚だったとか・・・(、重複応募は無効のはず・・・) 

 

集合は開催の2時間前(AM5時)まで(早っ)。それ以降は、権利失効です。

この時間、交通機関は まだ、

タクシーにAM4時半に来ていただくように予約を入れて置きました。

5時になると空砲が上がり、くんちの始まりが知らされいよいよ長坂へ入場です。

まだ日の出前、町並みの夜景と共に、演舞場が浮かび上がっています。(気温18℃)

(最後部より。  紅白幕の手前空席は枡席)

席に誘導され空の色が変わったら、白トッポ連と呼ばれる方たちの指導のもと、掛け声の練習です。

広場から観客を見上げた白トッポさんが言うには、「今年は7割が女性です」と・・・。

   モッテコーイ モッテコイ・・・傘鉾の鈴の音、囃子の音が聞こえてくると、「首を長くして待ってるぞ。早くこい。」の意味。
                         また、一度踊場を退場したものを呼び戻す時の「アンコール」の意味で使われる。
   ショモーヤレ・・・本踊りの時に「所望するからもう一つやれ」という呼び戻すアンコールの意味。
   フトーマワレ・・・傘鉾が回るときに「大きな輪を描いて、雄大に回れ」という意味。
   ヨイヤァ・・・すばらしい演技の時に、かける褒め言葉。「ブラボー」のようなもの。

sapphireの席は、前から1/3の位置、ベストポジションです。

司会進行のアナ、中継スタッフのカメラマンも次々にかつぎ出され、観客(希望者)も前に出て練習をします。  

といっても数回の練習、あとは自由に動けて、2時間の待ち時間も苦になりませんでした。

  

山から陽が顔を出す頃には、枡席の観客も揃い始め、カメラマンの数は、もう 数えられないくらい多勢になっていました。

  

  

役員さんが登場して、いよいよ「くんち」が始まります。

神様に背を向けて座り、奉納舞いを真正面で見せていただいているのですから、

おくんちにどっぷりとけこみ、しっかり声援しました。

この長坂のパワー、すごいわ。

たった数回の練習なのに、息もピッタリあってるし、会場がどよめくほどの掛け声が響き渡りました。

そのときに感じる「快感」、きっと皆同じで、長坂が大きな一塊りとなるのでしょう。

気温も26℃まで上がり、汗ばむ陽気と長坂の熱気がくんちを熱く盛り上げます。

 

   長崎市内59カ町踊町(おどっちょう)を、7つの組に分け、7年に一度当番を回し奉納舞い(約30分)を披露します。

      今年は、今博多町・・・傘鉾・本踊、魚の町・・・傘鉾・川舟、江戸町・・・傘鉾・オランダ船、

           玉園町・・・傘鉾・獅子踊、籠町・・・傘鉾・龍(じゃ)踊の、5組です。

5町を一度にUPするには 素晴らしすぎてもったいない、ひと町づつUPします。

という訳で、つづく~