タコリン(ちょっとボケている母です)との生活も、久々にupします。
私はタコリンのことを、脳腫瘍(悪性リンパ腫)による、高次脳機能障害だと思っています。
ですので、記憶障害や注意障害、遂行機能障害といったことは、
当たり前なのかなぁと思って、この18年過ごしてきました。
ただ、このところ、その度合いや内容が急激に増加・悪化していることもあり、
両親の高齢化(普段一番母を見てくれている父の負担軽減)と、
おでこの仕事と介護の両立を考え、介護制度を利用できる認定を受けたいと
強く思うようになりました。
3ヶ月に1度、脳外科に通い、認知症の検査もずっと行っていますが、
ギリギリの点数ですり抜けてきたタコリン。
そして何より、多くの方が支えて下さっていて、まだタコリンは1人で
外出することができています。
これが、認定トライに至らなく、そのまま過ごしてきた現状となっています。
①美容室
タコリンは、森の中にある、ベリーショートのカットがお得意な美容室に通っています。
1人では絶対に行けない場所なのと(何せ森の中なので)、もし途中で転んでも
誰も見つけてくれないので、最初は別の美容室に変えてもらっていました。
でもね、美容室って、自分に合ったところからは、絶対離れられない!って
ありますよね。
「やっぱりあの美容室に行きたい!」と、タコリンが言うので、
タクシーで通うことにしたのですが、今では自宅から車で送迎をして下さっています。
(お客様が立て込んでいるときでも、人が必ずいるバスの始発ターミナルまでは
必ず送って下さいます)
②クリーニング店
とってもとってもお優しい、地域の老人の見守りやケアもされているご店主(女性)。
お店が最寄りのバス停からすぐのところにあるので、タコリンが歩いているのも
よく見ていて下さって、お声掛けなどもして下さいます。
スイミングスクールからの帰りなど、疲れてよりゆっくり歩いているのですが、
この夏の炎天下、真日中に歩いているタコリンが心配だからと、車で自宅まで
送って下さったり。
しかも、とてもご配慮下さっていて、「仕上がってるクリーニングあるから、
これと一緒に車に乗って~」(配達制はなく、通常引き取りなのに、独居老人の
お宅などにも自主的に届けておいでなんです!)と、さりげない感じで、
タコリンの「私できるもん!歩けるもん!」というプライドを傷つけることなく、
手を差し伸べて下さいます。
もう本当に、皆さんには感謝しかありません!!
タコリンは病後、ちょっとボケてるかわいらしい感じになり、妹キャラ的な感じに
なりました。
スイミングや手芸教室でも、お友達や先生から、可愛がっていただけて
ありがたいのですが、
何かご迷惑をお掛けいしていないか?失礼なことをしていないか?など、
心配することは山のようにあります。
それでも、半身不随からリハビリで復活した頑張り屋のタコリンですので、
本人がやりたいと思い、それができているうちは、多少皆さまに
甘えることがあっても、続けて欲しいと思っています。
ただし、受けた御恩は絶対に忘れず、半沢直樹ではありませんが
「倍返し」で他の方にお返ししますよ!!
助け合い精神に支えられているおでこの日常。
もう一歩踏み出して、タコリンに寄り添った生活を続けていけたら、と思っています。