昨日公開だった映画『蜜蜂と遠雷』を見てきました☆




大好きな小説家 恩田陸さんの大作であるこの小説。
ハードカバー507ページの大作です。
2年以上前に読んだのですが、面白すぎて止められず、
平日の夜更けに一気読みしてしまいました。
その時の興奮を、記事にしています(笑)
https://ameblo.jp/odeko-neesan/entry-12275338144.html?frm=theme
(リンクが上手く貼れません)




公開直後ですし、ネタバレは嫌なのでストーリーについては書きませんが、
まずは、よくぞあの大作を映画化された!そして2時間にまとめられた!
と言うのが、驚きの感想です。

かなりかなり端折られていて「あのシーン描かないの?」という思いが
たくさんあったのですが、ストーリー全体の腰を折らずに、よくまとめられたなぁと、
感心する気持ちの方が大きかったかな?

そして、主役より脇役の方々の演技が秀逸すぎて、思い出すのはその方々!
というのが、正直なところでしょうか。
平田満さん、なんて素敵な役者さんなのでしょう!!
あの素敵すぎる存在感!!主役の亜矢(松岡茉優さん)を見守る人物のお1人です。

そして、魔性の女と言われて憚らない、斉藤由貴さん。
この方、プライベートがどうであれ、おでこは好きな役者さんのお1人です。
どんな役もお上手ですから、プライベートなんてどうでもいいです(笑)
なんでこんなに、何を演じても上手いのかしら!?
この作品でも光る演技をされていて、心奪われました☆

さらに、おでこの注目ポイントは、片桐はいりさん♪
重要なお役ではない、といったら失礼なのですが、アクセントになるお役を
演じさせたら、この方の存在感を超える方、なかなかいらっしゃらないですよね(笑)
忘れさせない演技って、すごくないですか???


さて、主役となる4人のピアニストさん。
亜矢を演じる松岡茉優さんは、若手で乗ってらっしゃる役者のお1人です。
心の機微の演じ方などは、さすが!だったのですが、おでこはどうしても、
ピアノ演奏の演技に違和感があって、そこだけが残念でした。

明石役の松坂桃李くん!こんな地味なお役もされるのね~と、
役者としての技量の幅のようなものを感じました。
演奏、相当練習されたのだと思います!いやぁ~さすがでした!!

あとのお二方は存じ上げなかったのですが、マサル役の森崎ウィンさん。
王子様のようなキャラがピッタリで、演奏シーンを含めた演技も素晴らしく、
ちょっと見惚れてしまいました☆彼はモテるで、ほんま(笑)

そして、一番難しいお役であろうと想像していた、ジン君を演じられた、
鈴鹿央士くん。いや、本当に参りました!彼が一番原作のキャラクターの
イメージピッタリに演じていると思えました。
かなりかなり難しいキャラクターなのに、いとも簡単に、いえ、ジン君そのまま?
かと思える演技に、惹かれました!!

音楽主体の映画は数々ありますが、本当に丁寧に演奏シーンが描かれていて、
素敵な若手演者のコンサートを聴いているかのような気分にもなりました。
オーケストラのコンサートも、久々に行きたいなぁ~♪


映画の中で、亜矢が本選で演奏する、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番
若きアルゲリッチさんの演奏でどうぞ!




今、小説を読み返しているのですが、やはり素敵なワクワクする作品です!
そして、音楽って、本当に素晴らしいと、あらためて思わせてくれた映画でした!