9月中旬の東下りの続きです。
 
9月の東下りは、毎年ちょっと特別!!
というのは、吉右衛門さまが心血、いえ、人生をかけて取り組まれている舞台、
秀山祭九月大歌舞伎 の公演があるからです!(26日が千秋楽でした)
 
 
何度訪れてもワクワクする歌舞伎座☆
雨女だけど雨じゃないよ~!!
 
 

 
 
今回は、久々に相方にも付き合ってもらい、まずは16日(日)に夜の部を。
18日(火)は久々に歌舞伎有休を取得して、昼の部を観劇しました。
だって、どうしてもどうしても、俊寛も河内山(こうちやま)も拝見したかったから!
 
 
 
 
 
詳細が気になる方がおられましたら、いつも通りズボラして、
歌舞伎公式サイト 歌舞伎美人 をご確認下さいませ。
そして、秀山祭にかける 吉右衛門さまの意気込みはこちら

 

 

お弁当などは今回相方が一緒だったので撮り忘れていますが、

代わりに歌舞伎座の緞帳について少しだけ。

今回、緞帳は3枚あり、続けて紹介のアナウンスが流れます。

1枚撮り損ねましたが、この時期は紅葉がかかります。
(襲名披露のときなどは、専用の緞帳がかかります)
 
 
 
 
 
さて、今回はより気合を入れて、比較的花道側のお席をget!
(昼・夜共に、同じ席だったおでこ♪)
役者さんを側で見られるというのは、息遣いや光る汗も拝見できて、
より伝わってくるものがあります!
 
まずは昼の部。
「金閣寺」では、主役の梅玉さんもさることながら、やはり話題をさらったのは
5年ぶりに復帰された、福助さんでした!いらっしゃるだけで涙が出そうに。
そしてそして、難しいお姫様役の3姫と言われている、雪姫を
福助さんのご子息・児太郎さんが熱演されていました☆
いやぁ、実に頑張って頑張って演じておられました!
お父様の復帰作+女形が憧れるお役ですものね!ひたすら拍手でした。
 
二幕目「鬼揃紅葉狩」では、なんと珍しい、幸四郎さんの女形!!
でもやっぱり、幸四郎さんはカッコイイ&ワルの立役がいいなぁ(笑)
 
そして楽しみにしていた三幕目「河内山」!
吉右衛門さまの世話物として、もう思う存分笑わせていただきました♪
あそこまでの表情ができるのは、さすが吉右衛門さま!!
心の中で、何度「播磨屋!」と叫んだことか(笑)
浪路は、若手イチオシの女形・播磨屋の米吉さん!可愛すぎてキュンキュン♡
出雲守のワルイ幸四郎さん!うん、やっぱりこっち(笑)!!
 
 
夜の部は、「松壽操り三番叟」からスタート!
幸四郎さんの三番叟、さすがにベテラン目前の域に達しておられているだけあり、
見ごたえのある三番叟でした!後見の吉之丞さんとの息もピッタリ!
それにしても、昼の部2幕目から出ずっぱりの幸四郎さん。
ものすごい体力ですね☆しかも最後が三番叟だなんて!!
言うなれば、トライアスロンの最後のラン!みたいな感じです。
 
そして二幕目は、播磨屋さんにとって大切な演目であり、
初代と当代吉右衛門さんの当たり役「俊寛」。
辛い辛いシーンが多いこのお話。難役をこなされる吉右衛門さまに
涙せずにはいられませんでした。
菊之助さんのお相手がベテランの雀右衛門さんだったのですが、
若い海女のお役ですので、おでこ個人的には、菊之助さんか、
米吉さんに演じてもらいたかったなぁ~。
 
最後の三幕目「幽玄」と演目は、「羽衣」「石橋(しゃっきょう)」「道成寺」という
能楽では有名すぎる三作品を、玉三郎さんが新作歌舞伎として構成されたもの。
驚くことに、なんと鼓童とのコラボレーション☆
舞台上で鼓童の皆さんが演奏なさるのです!
しかも少々普段の演奏とは異なる玉三郎さんの演出は、鼓童の皆さんが
能楽で言う、地方・囃子方をなさるというものでした。
 
そして、玉三郎さんのこの世のものとは思えない美しさには、ただただ圧倒!
花道を通られるそのたたずまいに、息ができないほどのオーラを感じました。
播磨屋贔屓として、ちょっと生意気と欲を言えば、
歌昇さんが玉三郎さんのお相手をするのはちょっと早かったような・・・
ガンバレ!歌昇さん!!
 
応援している左團次さんのところの蔦之助さんも、出ていらしてすぐに解りましたし、
昼の部・夜の部ともに、大変堪能させていただきました♪
吉右衛門さま、感動をありがとうございました感感謝
 
 
いやぁ~歌舞伎はやはり面白いです!!
頑張って働いて、もっと観劇したいなぁハート
そして、いよいよ11月には、京都南座も開場です!!!!!
大満足の、秀山祭九月大歌舞伎でした!!