おでこがGWの楽しみの1つにしていたおてかけの1つ、
上野の東京都美術館で開催中の『若沖展』を見に行くことでした。





大好きな若沖なのて、前売りも買って、ザーザー降りの雨の中、
ウキウキしながら上野に向かいました。
(このあと、野球観戦に向かいました)





が・・・しかし。GWは甘くありませんでした。
チケットを持っていても、長蛇の列を待たねばならない状況。
若沖だからこれくらい当たり前!と思ったおでこは覚悟をしましたが、
隣に並ぶのが大嫌いな相方が(笑)
(昔、京都で2時間半並びました)


そして、この日は予想外の強風でかなり寒かったので、相方から
「雨の中を1時間待つのもいいけど、寒がりな誰かさん、我慢できる?
日をあらためて、朝イチ来ることにしぃひんか?」と。
う~ん、と悩みましたが、保護者に従うことに(笑)
本当に寒かったし。


そばにあるスタバで暖まってから、駅方向に向かうと、
国立西洋美術館で、カラヴァッジョ展が開催中でした。
イタリア旅行で訪れた、フィレンツェ  ウフィツィ美術館で見た
カラヴァッジョの絵画。
果物の描写が凄すぎて、感動した記憶が蘇りました。


隣をチラ見したら「せっかく上野に来たし、見ようか?」
やった~♪そうこなくっちゃ!!




それにこちらは、お酒の神様バッカスさまですよ!
素通りなんて出来る訳がない(笑)





カラヴァッジョだけではなく、ルネサンス期の画家の作品を含めた展示です。
カラヴァッジョが、いかに野蛮で暴れん坊だったのかを、
初めて知りました。
(素行が悪いだけでなく、殺人まで犯してしまう・・・人が宗教画?)


逃亡しまくりで、最後は恩赦を求めてローマに戻ろうとするのですが、
携えた絵画を持ち去られてしまい、最後は不遇の死を遂げます。


そして、その時以来、行方が解らなくなっていた伝説の絵画
『法悦のマグタラのマリア』が初公開されています。
カラヴァッジョの描写の素晴らしさが集約された作品で、
しばし見いってしまいました。


若沖が見れなかったのは残念でしたが、ひょんな理由から
カラヴァッジョを見れて良かったです!





ご興味のある方がおられましたら、若沖は5月24日まで。
カラヴァッジョは6月12日までの開催ですので、
上野に足を運ばれては、いかがでしょうか?