普段 街ではその明るさを気にすることもないお月さまも
さすがに 満月の夜は その明るさをあらため感じることがある。
その満月の夜というのは まさしく一番明るい月の夜間
満月の夜・・というと 何を思い浮かべるでしょうか?
漁の知識はありませんが、せかっくなので 海と月に関わる話をちょっとだけ調べてみました。
海には 引き潮 満ち潮があるのは誰でも知っていますが なぜなのか?ご存知でしたか?
それは 月と地球 太陽と地球の間に起こる 引力と地球の回転(自転)に寄って起きる遠心力で波が立っていたとは・・・私は知りませんでした。
引力に寄って もっとも影響を受けやすい水=海。 そんな満月の日 その波の満ち引きを利用し 漁のタイミングを計るそうです。
新月や満月の前後である【大潮】 の時は 潮の満ちひきの差が激しくなり その為 海がかき混ぜられ 魚達は餌をもとめ動き出し 漁にとっては よい時だそうです。 その 大潮である本来[大漁?]になるのでは? と 思える 新月や満月の前後に 漁をお休みするという話があるのです。
それが 前に書いた 五島 奈良尾に生まれた友達Tちゃんに尋ねた 「つきよま」 の お話。
「友達が奈良尾生まれなら 知っているか 聞いてごらん?」 と いってくれたのは 島旅達人の momomoさんです。
この旅の前に久しぶりに逢った彼女に尋ねてみると にんまり笑顔になりました。
当然 東京にでてきて早40年ほどのTちゃんも そんな言葉が話題に出てきたことがないわけですからね。
さて その 「つ ・ き ・ よ ・ ま」。
「満月のとき 仕事おやすみで お祭りみたいにお料理作って持っていったり 夜通し 飲んだり食べたり 親戚中 友達呼んだりして遊ぶのよ」
「へーーーーーーー なんで?」
面白い。 その返事は想定外で 未知の世界で なんで?でした。
彼女の実家は 昔 大きな網元だとは聞いていました。
さて 夜 暗い海で 漁火を見たことがありますが?
あのイカ釣り船などは 岸からでも見れる漁船ですが 大きく漁をしていても同じ。
以前 多くの大型のまき網船が 東シナ海へと漁にでていっていたこの地 五島の奈良尾港は 当時 西日本屈指の遠洋まき網漁業で栄えた街で 一時は年間300億ともいわれる水揚げがあったそうでうです。
先も話したように 満月はとても光が強い夜 明るい
そんな 大きな船での漁ながら 月光の強い夜の海では いくらいさり火を照らそうにも魚が集まりにくいそうです。海面がいつになく全体的に明るいのでしょうね。光の強い※旧暦13日から19日月夜の晩は 月光のおかげで 船から照らし誘うために漁り火に魚が集まりにくいわけです。
そのわけで 満月の期間は 漁をお休みにするそうです。 その休漁期間の一週間は その奈良尾周辺の港にみんな船が戻り 漁待ちにまにもどる。当然 一家の主が家に戻る為に 家族はそれを労い お疲れ様!と おいしいご馳走を振る舞い また 網元だった家などは お手伝いさんからみんなで 準備準備で大宴会だったそうです。 女性や子供達も 普段 男衆がいない漁師町に このときばかりにと活気をだし 朝から美容院まで満員になるとか。
そんなことから 【月夜間 と (つ・き・よ・ま)と ロマンの里】
と上げている 五島 奈良尾港だったんですね。

その最盛期に 大きく事業をしていた Tちゃんの実家も それはそれは。(今は 魚が安価になったり 魚が獲れなくなってきたり 後継者問題他など) いろんな理由もあって 縮小してしまったそうですが Tちゃんの実家もまさしく そうだったそうです)
今は 廃業をされていましたが 当時の話を こんな機会にちょっとだけ話してくれて私には嬉しかったんです。 「少なくとも 昔はね・・・。 という話よ」 とでしたが そんなお話+アルファー情報を この旅中 島の地元の方にちょっと話してみたら 「ああ それは @@@の@@さんちの @@丸だ 間違いない」 と。
当時から廃業を余儀なくされている事実は 喜ばしい話ではない為 なんとも・・・ですが 私にとっても ちょっぴり 月と海 そして人々の生活のかかわりに感慨深いものを 感じれるきっかけとなったものでした。
※ 一部 参考
奈良尾港:@
http://www.pref.nagasaki.jp/bunka/hyakusen/goto/090.html @
http://www.pref.nagasaki.jp/bunka/hyakusen/harbor/074.html ※ 参考
※旧暦は,かって中国から日本に渡り,数回改良され,現在に至ります。1年は,地球の公転,ひと月は,月の公転,一日を地球の自転から決定した歴です。計算は複雑。旧暦は,太陽,月と地球の関係をもとに作られているため,太陽太陰歴と言われます。最近では,自然の変化を的確に表しているということで,自然歴という名称が使われています。
例:1月 睦月 2月如月・・・等 立春 雨水 春分 夏至 大雪 冬至・・等
※新暦は 明治6年より グレゴリ歴 西洋歴