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週末は外出自粛要請のため

自宅に引きこもっている人も多いですよね

私も時間がたくさんあるので

こんな本を読んでみました

「就職先は海上自衛隊」

 

普通の女子大生が海上自衛隊幹部候補生学校に入校し成長していく物語

 

女子大生 時武ぼたんは文学部の学生

なぜ海上自衛隊に入隊したのかというのいうのは

夏服の真っ白な制服に惹かれてと単純な理由だったようです

小説家志望の虚弱体質でカナヅチ

そんな女子大生が幹部候補生学校に入校して

どのような学校生活を送ってきたのか

海上自衛隊幹部候補生学校ならではの訓練なども

小説家志望だったというだけに厳しい・苦しいだけでなく

ユーモアあふれるタッチで描かれています

 

目次を見てみると

 

第1章 真っ白な制服に憧れて

第2章 合格ですよ

第3章 幹部候補生学校生活始まる

第4章 入校式と「服務の宣誓」

第5章 寝室に台風、夜更けに雷撃

第6章 初めての長期休暇と射撃訓練

第7章 艇長の舵さばき

第8章 休日は夢のひととき

第9章 暑い夏には暑い訓練

第10章 総短艇初優勝、さらば「軍神」

第11章 ミッション・インポッシブル

第12章 八マイル遠泳訓練本番!

 

例えば観閲行進訓練のことは

「防大時代から徹底的に観閲行進の訓練をしてきた一課程学生は慣れていたかもしれないが

~二課程学生の大多数にとっては大苦戦だった」

「なぜか左手左足が同時に前に出てしまう」

防大入校当初にも見受けられますね💦

 

古鷹山登山のことも

「頂上では恒例の同期の桜を歌った~眼下に見える第三グラウンドでは、残っている教官たちがゆっくりと帽子を振って答えてくれた」とあります

昨年は入校式終了後に登っていたようです

もちろんそれ以外でも何回も登っているようです

古鷹山山頂から幹部候補生学校を見下ろす                          2020/3/14撮影

 

総短艇については

「不意打ちの定番である起き抜けの総短艇がかかったのである」

総短艇の元来の趣旨が「不意の戦闘」

いつ発動されるかわからないと。。

「総員が全力ダッシュで岸壁のダビットに集結する~分隊ごとに競う戦闘訓練なのである」

短艇を迅速に降下して艇に乗り込む                                2019/4/3撮影

 

そのほか八マイル遠泳訓練(約15㎞)も詳細に描かれています

地本のかたから「大丈夫です。どんな人でも海上自衛隊に入れば泳げるようになります」

カナヅチの元女子大生がどうやって泳げるようになったか

実は「練習あるのみ」だったと。。

「不撓不屈の精神を養う」ために八マイル泳ぐ海上自衛隊

 

1994年幹部候補生学校入校、艦艇乗組ウエーブ第1号

少し前の話だと思うかもしれませんが

息子に聞いてみたところ

今もほとんど変わっていないとのことでした

 

海上自衛隊幹部候補生学校の生活・訓練を知る上でも

とても参考になる読み物だと思います

また普通の女子が自衛隊に入隊したらどうなるのだろう

そんな目線で読んでも面白いのではないでしょうか

 

本を読む時間ができるのは嬉しいのですが

新コロナウイルスがこれ以上広がらないことを祈っています

 

 

来年も桜は同じように咲きますね

 

 

chichi