今回は花に詳しい山友3人と一緒。
ピンクのバイカラーのヤマシャクを見たくて、山友に話したら咲く場所を知っていた。
霊仙山は福寿草の咲く山で、毎年のように4月に登っていた。
花に今ほど興味を持っていなかった時は、何度も登っているのに、ほかの花を見ようと4月以外に登ることはなかった。
バイカラーのヤマシャクは、広い群生地の中の一か所で数輪だけ咲いていた。
今畑廃村から登りだすと、すぐにクリンソウが群生している。
写真を撮って樹林帯を進むと、腰ぐらいまである苔むした石灰岩が所々に現れる。
エビネを見つけて注意しながら登っていたらあちこちで咲いていた。
紫っぽいのと黄色っぽいのがあった。
やがて石灰岩が露出した急斜面になり、ここから近江展望台と言われる景色のいいところまでが、今回の一番の頑張りどころだ。
石灰岩をよけながら登るが、ザレているところもあり滑りやすい。
近江展望台からも相変わらずの石灰岩が続くが、傾斜は緩やかになり、行く先に山頂が見えている。
可愛いニリンソウが咲く中で、ピンクっぽいのが一輪咲いていた。
キイロはヒメレンゲで「近づいて見ると蕊の先が赤くなって可愛い花やで~」と教えてもらった。
尾根右側は草付きの開けた緩やかな斜面が続いていて、雪が積もればスキーで滑れば気持ちよさそうな所だ。
谷の下方には新緑の美しい木々が並んでいる。
遠くには重畳な鈴鹿の山が連なり、霊仙山初めての山友は「アルプスみたいやん」と言っていた。
尾根左側は3月に福寿草が咲いていた所で、今はヤマシャクが咲いている。
山頂に着いて景色を楽しみながら昼食。
本命のバイカラーのヤマシャクは下山の群生地で咲いていた。
石灰岩の中をを登る
近江展望台を過ぎるとゆるやか アルプスのような景観
新緑と鈴鹿の山々
クリンソウ
エビネ 2色
ピンクっぽいニリンソウ
ヒメレンゲ
ヤマシャクヤクの群生
ベージュのヤマシャク
白い蕊のヤマシャク
ピンクのバイカラーのヤマシャク
山友3人は大阪の人で高速で帰るが、博士は下道なので登山口でさよなら。
走っている途中で電話が入った。
「晩ご飯を食べに行かへん~?」
「いくいく~」
わざわざ高速を栗東で下りて、1時間後に草津の王将へ行くと言う。
博士は家へ帰れば一人で食事。
それを分かっていて、わざわざ誘ってくれた山友に感謝。