ミッション① 雪の三千㍍登頂

ミッション② みくりが池のドラゴンアイ

ミッション③ 白い雷鳥

 

 

28日午前4時半に立山ケーブル駅に並んで、6時10分チケット販売開始を待つ。

7時50分発の切符が取れた。

ケーブルからバスに乗り継ぐと、車窓に白いタムシバ見える。

称名の滝の展望台でバスは一旦止まった。

距離が離れてここから見ると細々とした流れで、高低差の大きさは分かってもその美しさは伝わらなかった。

滝は阿弥陀原の水を集めて流れ落ちている。

弥陀ヶ原は高い山の中とは思えない広々とした大地で、秋の紅葉シーズンに歩いてみたい所だ。

50分ほどバスに揺られて、雪の大谷を抜けると終点室堂に到着。

観光客に混じって雪の大谷を散策してきた。

 

 

最大高14㍍

 

今回のメンバー6人

 

 

 

観光客で一杯の雪の大谷を散策後、今宵の宿みくりが池温泉に向かう。

日本一高い所にある温泉だ。

みくりが池のドラゴンアイを期待したが、水面の大半はまだ雪に覆われて、小さなドラゴンアイしか見られなかった。

ハイマツの中でえさをついばむ雷鳥を発見。

「白い雷鳥が見られたらいいな」と思っていたけど、早くもミッションのひとつクリアー。

 

みくりが池ドラゴンアイ

 

雷太くん

 

イワヒバリ?

 

 

荷物を宿に置いて付近を散策する。

雪原が広がりその向こうに3千メートル級の山々がいく座も見える。

明日登る立山三山のどっしりとした山容が登行意欲をそそる。

立山雄山の右側には一の越を経て端正な浄土山が、ドラゴンアイを麓に従えて絵になる眺めを見せる。

剱岳の山頂からはギザギザの岩尾根が急斜面になって連なり、その険しさが分かる。

地獄谷の上には雪の稜線が伸びて、その先の奥大日岳が優雅だ。

 

左から別山、真砂岳、立山三山

 

明日は立山山頂へ・・・

 

 

ドラゴンアイと浄土山

 

キャンプ場

 

雪と岩の殿堂 剱岳

 

どこだ? 毛勝三山?

 

噴煙あがる地獄谷と左に大日岳、右に奥大日岳

 

夕焼けの大日岳&奥大日岳

 

 

 

二日目 朝日に輝く奥大日岳

 

 

7時40分、立山雄山へ登山開始。

一の越までは傾斜の緩やかな雪道で、時折「ガーガー」と言う鳴き声が聞こえてくる。

その声の方向を見ると雷鳥が飛んできて、ヨチヨチと雪原を歩いている。

何度も雷鳥に出会うのでその度カメラを取り出し先へ進まない。

天気はいい。

時間には余裕がある。

風景も雷鳥もお話しも楽しみながらゆっくり登ろう。

一の越に到着してここからの尾根道はほとんど雪がなく、岩がゴロゴロする道でアイゼンを外して登る。

 

雄山からの景色は360度遮るものがなかった。

見たかった剱岳はまさに雪と岩の殿堂の名にふさわしい雄姿を見せる。

もうひとつ見たかった白馬岳を主峰とする後立山連峰は、博士の頭の中にある風景と違い、どれがどこの山かはっきり分からなかった。

奥黒部の山々が間近に見えた。

立山に登ったら当然なのにそのことを忘れていた。

山名は自信がないがどっしりした姿は北アルプで一番の美人と言われる薬師岳か?

水晶岳に鷲羽岳や黒部五郎岳もこの中に見えているのだろう。

槍ヶ岳の姿は誰でも分かる。

その右側のちょっと距離の離れた所に聳える三角錐の山は笠ヶ岳だ。

名残を惜しみつつ来た道を下山。

 

雪原を登る

 

雪原を歩く雷鳥

 

ウン、怪しいやつ?(笑)

 

雷太くんと雷子さん

 

山頂到着

 

剱岳

 

薬師岳?

 

槍ヶ岳

 

黒部湖 山の名前は分からない

 

 

今回は残雪の三千メートルを楽しむ山登りになった。

経験豊富な山友さんが誘ってくれて、ミッションを三つともクリアーできて充実した二日間だった。