2日目もゆっくりで朝6時50分の出発。
車のカーテンを閉めていると、外の明るさが分からず周りのざわめきで朝に気づく。
昨夜も満天の星空だった。
瑞牆山はロッククライミンもする人がいるぐらいの岩の山。
登り始めの遠くからでも垂直に近いに岩の斜面が広がっているのが見える。
早朝は天気が良かったが登るに従い霧が流れ始める。
山頂近くは鎖やはしごが続く。
危険と言うほどじゃなく、フィールドアスレチック感覚で楽しく登れる。
見上げる山頂の岩塔は霧が流れて見え隠れしている。
山頂に着いた時は真っ白けで、富士山も南アルプスも八ヶ岳も何にも見えない。
タケちゃんと「昨日はいい天気で見られてよかったな」と話す。
近くの岩山だけが霧が薄くなると時折姿を見せる。
登り始めて祠に寄り道 安全登山の祈願
登って下って枯沢の渡渉
大きな岩の割れ目
山頂に向かいましょ
霧が流れ始める
登る途中、5人の山ガールグループがお先にどうぞと道を譲ってくれた。
標準語じゃないので関西からと聞いたら大阪と言っていた。
山頂で再会してお話した。
山の話となると前からの友達のようにすぐに親しくなる。
ベテランさんに案内してもらって、百名山に登れてよかったと話している女性もいた。
次の予定は博士の地元で13日に登った湖南アルプスの堂山と言っていた。
笑顔の素敵な女性ひとりが山頂の記念撮影に加わってくれた。
時間はたっぷりあるので少しでも霧が晴れないかと、軽食を取って1時間あまり休憩していたが晴れることはなかった。
山頂はまっ白けで何も見えず
時折霧が薄くなると岩峰群が見える
女性も加わり記念撮影
下山の途中で彼女たちに追いつき「またどこかの山で出会えたらいいね」とお別れ。
登山口駐車場に下山して3日間の山旅終了となった。
帰路に着こうと発車したら進行方向後側のバス停に彼女たちの姿が見えた。
バックして挨拶に行く。
窓を開けてちょっとおしゃべり。
最後は屈託のない笑顔で両手を振って見送ってくれた。
下山道にて
今回の登山は日本百名山に二つ登れたこと。
金峰山では天気がよく富士山や雲海に浮かぶ南アルプスが見られたことがよかった。
瑞牆山は霧で景色は見えなかったけど楽しい岩場の登りだった。
そして最後には楽しい出会いがあり、思い出に残る三日間の山旅になった。