最後の山、城山では木の幹で作った素朴なベンチがあった。
たった一人の山頂で誰もいないし来ない。
近江富士の眺めがいい。
ベンチに腰掛けて一人ぼっちの休憩。
静かだ。
息切れした体に精気が戻る。
風が強く弱くリズミカルに吹いている。
聞こえるのは風の音だけ。
時折葉擦れの音が静寂を演出する。
見上げたら木々の葉裏に光がはじけて散っていた。
近江富士を眺め心静かなひと時だった。
《城山山頂風景》
近江富士(三上山)
沖島
大津の街 バックは音羽山
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