ようこそ!
京橋の警察博物館の隣にある リクシル銀座で開催されている
『台所見聞録』人とくらしの万華鏡という催し物を見に行きました。
縮尺 1/10 のジオラマです。
良かったら お付き合いください。
^^*
ドイツの模型は、約100年前のフランケン地方の小作人の住まいです。
北の国の冬は寒くて暗いため、暖かくて明るい火の設備が家の中心に
据えられる。この家の台所はドイツのフランケン地方の小作人の住まい
で、20世紀初頭まで見られたもの。桃と暖炉があった場所に鉄製のクッ
キングストーブを置き、古い煙突で煙を外に出している。ストーブの熱は
隣室も暖める。
サイズをイメージし易いように、ドールを入れました。
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ロシアカレリア地方の労働者の家
寒さの厳しいロシアではペーチカ(暖炉)で室内全体をあたたかくする。
また昔ながらの台所には流しがないこともある。労働者のための丸太
組のこの家では、トイレの手洗い器を琺瑯の流しにかけて、汲み置き
の水を使う。流しの下には排水管の代わりにバケツが置かれ、一杯に
なると外に捨てに行く。鍋の載った台所のペーチカは、隣家と二分して
使い、背面で隣の寝室も温まる。
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北極圏 イヌイットの雪の家
冬になるとこの地の伝統的な住まいは、カットした雪を丸く積んでいく
雪の家・イグルーである。密閉性があり、アザラシの脂で焚く小さな火
だけで十分あたたかい。出入り口には風よけ室、寝床には排気口と
氷の窓がある。外は天然の冷凍庫さながらの気温で、そこでアザラシ
や魚を処理する。北極圏では外が台所となる。
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ネパール カトマンズ地方の農家
日干しレンガ積の4階建ての建物で、1Fは家畜舎、2Fの穀物庫には
主食とされるトウモロコシが見える。最上階の台所には、土でカマドが
築かれ、毎日の食料や水、燃料は、狭い階段を使って運び上げる。
ヒンズー教徒にとって台所は神聖な場所で、家族以外の人は立ち
入る事が出来ない。
2F
3F
最上階
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展示資料
日本の台所は、明治・大正・昭和にかけて、激変します。神奈川大学特別
助教の須崎文代氏は、西洋の影響を受け急速に近代化された台所につ
いて、高等女学校の「家事教科書」に着目、収集し、実証的に研究しました。
その研究から「立働」「衛生」「利便」という3つの理念が当時の台所改革の
テーマであったことを確認しました。
◇窓と窓のある風景◇
今日もお出で頂き、ありがとうございました。
明日も、良い日でありますように。
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