TOHOシネマズみゆき座 2011.09.19
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おひとり様。TVでは観たけどな~と思って衝撃!
■アマデウス(ディレクターズカット)
2002年 アメリカ
ミロシュ・フォアマン 監督
学生の頃にテレビでみて何となく印象はあるけど、
こんなに揺さぶる作品とは。ふと映画館で観賞できるとは運命。
神が遣わした天才。才能の煌めきを放漫に振り撒くモーツァルト。
天才なので天真爛漫で傲慢で品が無くて享楽的。
宮廷作曲家サリエリは自分が切望したその才能と彼の人間性に
激しく嫌悪し、彼を愛し、自分には凡庸な人生しか与えなかった
神をも呪い、レクイエムを作曲させながら闇に葬る。
彼の才能煌めきを純粋に理解する彼にも稀有な才能があった。
自分で言ったように・・・
「モーツァルトを愛し与え、自分には与えたのは気付く才能だけ。」
でもそれこそが稀有な才能。望んだものじゃなくても。
モーツァルトを認め、マネージメントし、プロデュースすればよかったのに。
その時代にはあったか知らないけど、素晴らしい仕事だったに違いない。
一緒に作曲制作の時に彼はその高みに気がついたのだと思う。
だから彼を苦しめ死に追いやった事に苦しみ、心を病み、
凡庸の神になった。
それが人間なんだとつくづく思う。
レクイエムの響きにびりびりシビれて、
なぜか映画館出たら無性に泣けた。
天才なんか嫌いだ
煌めくモーツァルトはこれまで聞かなかったけど、
やっぱりいいな。CD買おう!
■公式サイト
■Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv33079/