思ひでぽろぽろ

時間があったんで地元をお散歩。
で、久しぶりにある場所を訪れた。
ただの十字路ではない。
交通人身事故現場である。
しかも俺の…(笑)
笑っていられる事じゃねぇか。
だって俺加害者…
なんと、ばぁちゃん引いてます…から(苦笑)
5年くらい前かなぁ
普通にバイクで十字路を直進してたらばぁちゃんが突っ込んできた。
俺は優先道路。
ばぁちゃんはチャリで一時停止の標識有り。
でも突っ込んできた。
あぁいう時ってほんとスローモーションに見えるんだね。
ぶつかる前から「ギャー」って言ってたのを覚えてるもん。
まぁ普通交通道路法を知ってる人なら止まるはずだけど…
なんせ当時86歳のばぁちゃん…
交通法なんかあるわけない。
駆け付けた交通課の人に「オタクは悪くないと思うけど、交通法だとバイク側に非があることになるからアンラッキーだな」っていわれたよ…(怒)。
でも俺は安全運転主義者だし交差点の入り口だったから減速してたんで
ばぁちゃんはデカいたんこぶだけで済んだ。
いちを大事を取って救急車で運ばれて病院に行ったけどね。
救急車の手配、それからの通院やらを色々真面目にお世話したら(当たり前か)
「あん~たぁ~、いまぁ~どき珍しい~いいコだぁねぇ~」って
ものすごく気に入られて…。
どうやら独り身だったらしくて、寂しかったんだろうねぇ。
孫のように扱われて(笑)
毎週のように顔出せばご飯を食べに連れてってもらったり長話聞かされたり…
今思えば、飯食えば80越えてんのにトンカツやら天ぷらやら味の濃いものばかりで、
話始めたら戦前の話から戦後一人で生きてきた苦労話、趣味の書道と写真の話を俺が帰ると言うまで延々と3~4時間聞かされっぱなし。
完治するまでもなくずっと全然元気だったなぁ。
あのままいってたら養子になってたね(笑)
ほんと大事にはいたらなかったわけだからこうして書いてる訳だけどさ…。
で、気になってばぁちゃんの家の前を通りかかってみたら……
シーンとしてたなぁ……。
いやいや、あのばぁちゃんならまだ元気なはずだな。
どこかで元気にチャリでぶつかってるって(笑)!
思い出はいい事も悪い事もビューリホー!