ポールとまったり散歩 = 友とあっさりエンド(英国編 Ep.46)

チャーリー(犬)の散歩がてらポールとブロードステアーズをぶらり。
まずはと連れて行かれたのが…
ポールの家から5分程度のところにある崖の切れ目から階段。
ここを下ると見えてくるのが…

ブロードステアーズの海こと…
「Stone Bay(ストーンベイ)」
実は初めて来ました。
名前でお分かりの通り、海沿いの街のマーゲイトやブロードステアーズの海岸っつーのはビーチとかではなくBAY。
湾てか入江ね。
その下がビーチになってるわけ。
だから綺麗な砂浜っつー感じや綺麗な海が広がってるって感じでないのね。
でもって、この周辺で人が集まるビーチと言えば…
マーゲイトなら駅前のメインサンドビーチだし…
ブロードステアーズならばバイキングベイだと思ってた。
けど…
ここストーンベイは…
「へぇ~ブロードステアーズにもこんなとこあるんだ~」
って感心するくらい穴場的な場所。
プライベートビーチとまではいかないけど、ファミリービーチって呼ばれてる規模のこじんまりした場所。
崖の切れ目を抜けて海に降り立つ気分はハワイのラニカイビーチの小道とまではいかないけど、なかなかの心地よさ。
今までマーゲイトが一番この周辺ではいいビーチだと思ってたんで、まさに井の中の蛙でした。
しかしなにが穴場感たっぷりって、崖の下にある…

この小屋。
たまに外国でこういった海のそばに小屋が並んでる風景をみることがあるけど…
実際に見るのは初めて。
こんなところにもあったんだね。
ポール曰く、この小屋は個人の所有で、貸してるところもあれば買って代々持ってる人もいるんだそう。
さすがに住んでる人はいないけどね(いないとおもう)…。
小屋の色も各々が好きな色に塗ってるみたいで見てるだけども楽しい。
そして、お気付きの人もいると思うけど…
この周辺の崖はホワイトクリフって呼ばれる石灰岩で出来た壁。
マーゲイトでも落書きしたってエピソード書いたから覚えてるかな?
ドーバー海峡って聞いたことある人多いだろーけど、そのドーバーのホワイトクリフは有名だけどそれもこの類。
てか、そもそもここから車で20分くらいの所だからほぼ同じってことね。
そんな海岸沿いをだべりながら歩いてると…
ポールが立ち並ぶ小屋で作業してる誰かをみつけたらしく…
指差して俺に言う。
「ジョージ!見ろよ!あそこにクリスがいる!」
いやぁ~驚きでした!
皆さんご存知あの…

Chris、クリスです!
あ、知らんか(笑)
でもクリスは有名なんです!
この辺では(笑)
そして俺にとってはスターなんです!
当時全盛期のサネットワンダラーズを支えたスーパーフランカーなんです!
当時の職業でディスコのバウンサー(用心棒)もしていた屈強な男!
当時の俺は挨拶くらいしかできなかった憧れの男!
現在もワンダラーズでプレーしてます。
そんな憧れの男。
もちろん今回会いたい人の一人で、前日のクラブハウスでは会えなくて残念だったんだけど…
まさかこんな所で会えるなんて!
しかも俺のこと覚えててくれたなんて!
「来週試合あるけどジョージも出るか?」なんて冗談も言ってくれて…
感激でございましたっ!
あの時イギリス人の中にたった二人の日本人だけでプレーしてて良かった~。
あれから20年たってもワンダラーズに日本人が片手で収まる人数しか在籍してなくて良かった~。
偶然に感謝です♪
しかしさすが地元っ子ポール。
その後も数人の小屋で作業してる人やビーチで遊んでる人達にポールが俺を紹介してくれるんだけど…
20年のブランクなのか、サネット特有の訛りなのか…
言葉半分くらいわかればいい方で…
自分の英語力の低下にショックをうけました…。
何が言いたいかというと、どこぞの校長ではないけど「やっぱり勉強はしておけ!」ってことなんです(笑)
ストーンベイをダラダラと歩くとその先が隣のベイ…

Viking Bay(バイキングベイ)でございます。
ブロードステアーズで一番人の集まるビーチでございます。
まぁいくら天気がいいと言っても、もうこの時は9月下旬だったからね。
海水浴客はいないわね。
にしても…
ポールとはラグビーの時かパブで飲む時に話すくらいで、周りには大抵ラグビー仲間が大勢いたから…

二人で過ごすっつー時間は初めて。
しかもこんな綺麗(まぁまぁ)な海岸を歩きながらって…
とても新鮮でした。
小一時間歩いたので…
ちょっと休憩ってか一杯やるかっつーことになり…
ポールがよく行く店…

「Neptunes Hall(ネプチューンズホール)」へ。
海辺の町のパブにありそうな名前(笑)
入るなり店のおやじさんに「お~ポール、昨日は散々だった。これじゃ予選突破も危ういな!」と挨拶がわりのラグビートーク。
さすが地元っ子ポールです。
なんだか羨ましい光景。
さてさて、もうずいぶん前の話に思えるけど、前に説明したイギリスの文化「酒代」のこと。
実は前日は全てポールやジェリーのおごりでした。
もちろん俺がゲストだからっつーことで皆が払ってくれたんだけど…
今日は俺の番!にしたい!
俺だって無一文でイギリスに来たわけじゃないし奢られてばかりじゃなんだかなぁである。
だから今回は俺が払う!
ってなったのね。
でも最初、ポールは今回はお前は払わなくていい!って聞かなかったのよ。
普段なら俺も「日本に来た時は俺が払うよ」的な気分で引くんだけど…
どーしても奢りたくてさ(笑)
いや、奢るっつーより郷に入っては郷に従いたかったのね。
日本人のこういうところ…
いまから思うとポール気分害したかなぁ(笑)
20分ほど滞在し本当に一杯で店をでる。
っつーのも時計を見れば4時を過ぎてて…
エメリー(ポールの奥さん)に、「5時から(娘の)誕生日パーティーやるからそれまでに戻ってきて」って言われてたのね。
「じゃ戻るか」ってなったんだけど…
ここで俺からポールに衝撃の一言。
「ポール、俺ここで帰るよ…」
この言葉にポールが一瞬動かなくなる。
もちろんポールは俺も参加すると思ってたらしく…
「え!お前来ないの?家族しかこないけど全然構わないぞ!」って。
もう一度、誘ってくれたんだけどさ…
俺、この日がイギリス最後の夜…。
もちろんここでパーティーに参加ても楽しいだろーし、いい思い出にもなるし、親交もさらに深まると思う。
でも…
どーしてもやり残してることがあるんです!
それをやらないと後悔しちゃうんです!
マーゲイトに戻ってきた甲斐がなくなっちゃうんです!
丁重にお断りし…
20年ぶりに会えて本当に嬉しかった。
4年後の日本開催のラグビーW杯で会おう!
東京で会おう!
と、ポールに俺の知ってる限りの最大限の英語の言葉で感謝を伝え…
恋人でもないのに強くハグ&握手して…

ポールと別れたのでした。
俺は名残惜しくてしばらくはずっとポールの後ろ姿を見てたんだけど…
奴は一度も振り向いてはくれませんでした…。
東京ラブストーリーのカンチとリカ同様、ブロードステアーズラブストーリーはお互いが振り向き会うことは無かったのでした(笑)
Cheers Paul !
ポールよ、ありがとう。
ビューリホー!に続く!