薬局で買える大衆薬、メタボ対策で“やせ薬”に注目 | 魚釣り用ボクサーパンツ

薬局で買える大衆薬、メタボ対策で“やせ薬”に注目

 薬局やドラッグストアなどで買える大衆薬(OTC医薬品)市場が、一時の低迷を抜け出して急回復している。


 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関心が高まる中で、肥満対策薬が急成長しているのが大きな理由だ。


 小林製薬の推計では、肥満対策薬の市場規模は2007年7月~08年6月で前年同期比34%増と大きく伸びた。08年4月から始まったメタボリックシンドロームに関する特定健診をにらんで、“やせ薬”に注目が集まったためだ。


 特に人気が高いのが、新陳代謝を改善して脂肪を減らすとされる有効成分「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」を含んだ漢方薬だ。


 クラシエ薬品の「コッコアポ」シリーズの07年の販売額は前年比54%増加し、小林製薬の「ナイシトール85」も07年度の出荷額が前年度比53%増の54億円になった。ロート製薬の「和漢箋(せん)」シリーズも好調だ。


 市場調査会社インテージによると、大衆薬市場は栄養補助食品(サプリメント)や特定保健用食品(特保)に押され、02年度から05年度まで4年連続で縮小していた。しかし、メタボ薬人気を背景に、07年度の販売額は前年度比2.3%増の1兆1800億円と、2年連続で増加に転じている。


出典:読売新聞