仏政府、国民の肥満解消へ甘いものに増税か
フランス政府が税制の見直しによる国民の肥満解消を検討している。菓子、ジュースといった糖分の高い食品の消費税を上げて消費を抑え込むよう誘導する考えだ。ただ、税率変更でどれだけ効果があるかは不明な上、にわかにやり玉に挙がった食品会社やファストフードチェーンなどから反発が出るのは必至。実現までには曲折がありそうだ。
仏経済紙レゼコーによると、厚生相や予算相が7月末までに報告書をまとめた。報告書は「脂肪分が多かったり、甘すぎたり、塩分が濃すぎたりする食品」について、日本の消費税にあたる付加価値税で軽減税率ではなく通常税率(19.6%)を用いるよう提案した。
出典:日本経済新聞