巨大胚芽米「恋あずさ」売り込みギャバ多く試食好評機能性アピール/山梨・JA梨北 | おでぶろぐ

巨大胚芽米「恋あずさ」売り込みギャバ多く試食好評機能性アピール/山梨・JA梨北

 山梨県のJA梨北は発芽玄米用に昨年から試験栽培を始めた巨大胚芽米「恋あずさ」の生産拡大と消費宣伝に力を入れている。巨大胚芽米は胚芽が大きく、ギャバ(γアミノ酪酸)の含有量が通常の玄米の2、3倍ある。JAは機能性をアピールし、販路を開拓する考えだ。


 「恋あずさ」は東北農業研究センターが育成。ギャバは一般に(1)高血圧予防(2)肥満や糖尿病の予防(3)アルコールの代謝を速める(4)ストレスや睡眠障害などの改善――といった機能があるとされる。


 JA管内では北杜市長坂町の営農集団「下条フロンティア」が唯一、「恋あずさ」を60アールで生産する。下条フロンティアの会長を務める大窪俊夫さん(63)は「全国的にコシヒカリの価格が下がっている。通常のコシヒカリと比べ、安定した価格を期待している」と話す。


 「恋あずさ」は背丈が「コシヒカリ」の8割ほどで倒れにくいのも特徴。昨年は肥料が足りなかったためか、思っていた収量を上げることができなかった。施肥設計に試行錯誤している段階だ。来年以降は「コシヒカリ」並みの、10アール当たり約600キロの収量と1ヘクタール以上の作付けを目指す。


 JAは昨年、下条フロンティアから全量を買い取り、業者に委託して胚芽米に加工。今年5月からJAの直売所「よってけし」を中心に、県内の直売所で発芽玄米を700円(120グラム×5袋)で販売している。


 JA米穀課は「今年は恋あずさの試食宣伝会を直売所で開き、消費者の反応も良かった。宣伝会を継続し、県内のスーパーにも販路を広げたい」としている。


 JAの堀川千秋組合長は「売れる米作りの一環で、健康を重視した米、特色のある米と位置付け、消費者への定着を図りたい。水田の有効利用につながれば」と話している。


出典:日本農業新聞