カツオ節が体をやさしく目覚めさせる 「ご飯と一緒」で、脳も活動開始!
「午前中は元気が出ない」「頭が回らない」――。それは、ストレスや不規則な生活で自律神経の働きが悪くなり、体が“お休みモード”から“活動モード”にうまく切り替わっていないせいかも。
エネルギーを燃やして元気に活動するためのスイッチが入れば、糖や脂肪がよく燃えて頭もシャッキリ、冷房の利いた部屋でも冷え知らずで過ごせるはず。しかも、「昼間の活動量が増えることで夜はぐっすり眠れて、翌朝すっきりと目覚められる」と京都大学大学院人間・環境学研究科の森谷敏夫教授は話す。
こんな“いい循環”を作るイチオシの“おめざ”食材がある。それは「カツオ節」だ。
カツオ節を食べると代謝が上がる!? ちょっと意外かもしれないが、「カツオ節に多いアミノ酸の一種、ヒスチジンが脳に働きかけて、脂肪が燃えやすい状態になる」と文教大学女子短期大学部健康栄養学科の中島滋教授。ヒスチジンの摂取量が多い人ほど太っていないというデータもある。
ヒスチジンは、カツオ、マグロ、サンマ、イワシなどの魚に多い。刺し身や焼き魚などで食べてもいいが、毎日、朝からそれはちょっと……。そこで、常備しやすいカツオ節をふんだんに使って、体を目覚めさせよう。ヒスチジンと肥満予防について研究する中村学園大学栄養科学部の坂田利家教授は「1食当たりカツオ節5g(*編集部注 個別包装パック1袋分)の摂取で十分効果があると考えられる」という。
このカツオ節のベストパートナーが、ご飯。「脳が働くためには糖質が必須」と森谷教授も薦める。そして、朝の“おめざ”パワーを全身にくまなく行き渡らせるには、あらゆる細胞のエネルギー代謝に関わるビタミンB群、マグネシウムもとっておきたい。ビタミンBは、前夜のたべすぎや飲みすぎ、マグネシウムは、精神的なストレスで失われがちだからだ。
カツオ節が効くワケ
<“おめざ”パワー1> 脳から全身の代謝回路をやさしく目覚めさせる
カツオ節に多いアミノ酸の一種、「ヒスチジン」が脳内でヒスタミンに変わり、交感神経の活動を活発にし、アドレナリンの分泌を促す。これが“目覚まし効果”。脂肪が燃えやすくなる。強い刺激はなく「やさしく揺り起こしてくれる」感じ。朝にピッタリだ。
<“おめざ”パワー2> アミノ酸がセットで働き代謝を活発に
カツオ節に含まれるアミノ酸の仲間「アンセリン」には、筋肉中の酸性度を調整し、活動しやすい状態にする働きがある。エネルギー代謝に必要な酵素を活性化することで、代謝活動を活発にし、同時に疲労感を和らげる。ヒスチジンには過食を抑える働きもある。
出典:日経ヘルス