オデキの親分を取ったった~!


 実は子分も居ったのでついでにチョキ~ン!


 取った分と流れた体液分が昨日のダイエット!


 激痩せ!



 とは程遠いお話です。


 食中、直後の方はここでお読みになるのを止めて頂いた方が宜しいかも?

(と書くと読みたくなるでしょ?でも、一応止めましたよ!)








 病院に着くと、手術着を前後ろで着て待機。背中が大きく開いたナイトドレスを着た気分。(ノンケです。)


 呼ばれていくと、TVで出て来る手術台の簡易タイプにうつ伏せで寝さされて先ずはマスキング。


 済んだら先生が出てきて執刀開始。


 その前に血圧測定。「133の90」


 「ん?下がちょっと高めやな。」とあて。「緊張しているからでしょう。」とナース。


 背中中にヨウド液をべっタベタニ塗って、(これがまた冷たい!せめて人肌ぐらいに温めてから塗って欲しい。)


 「じゃ、小さい方から取ります。」


 「麻酔をします。」


 「痛いのは最初だけですから。」とナースが合いの手を入れる。(ここらは毎度のタイミングなんやろうなぁ。)


 と言っている割に刺す度痛いし、薬液の入り方もマチマチ。


 「麻酔が終わりましたので、メスを入れます。」と先生。


 十数秒後。


 「もう患部は開いていますよ。」とナース。


 「見して。」とあて。「首が後ろまで廻ったら見せてあげます。」と先生。(中々返して来るやないの。)


 そこから先生はハサミに持ち替えて、パチン!パチン!と身から離している。


 その間、気を紛らわす為か色々話しかけてくる。


 子分のオデキはヨタ話をしているうちに取れた。


 ここで血圧測定。「128の83」


 「お~下がっている。中々豪胆なやっちゃ!」と自画自賛。


 「こっちは膿んでないから病理検査に出すから分解しません。大きい方は中身をお見せします。」との事。


 んで、親分のオデキに取り掛かる。こっちは身の厚い所で深い所に出来ているし、身が厚い分神経が結構通って居るので、子分の時より1.8倍増しの痛み。


 麻酔針が刺さる度、「ひっ!」「ほっ!」「はっ!」な感じで耐える。


 麻酔でこんくらい痛いンやから取る時はもっと痛いんちゃうん?と感じ出す。


 さっきまでの余裕はもう無い。ついでに逃げ場も無い。


 よ~しハラをくくって耐えてやろう!と言える根性が欲しい。


 “俎板の鯉”である。「好きにして。その代り痛くしないでね。」が背一杯。


 始まると、予想どおり“痛い!”背中から伝わってくる振動と音でやっていることは大概わかる。


 「先生!そんな雑と言うか、大胆ですね。」と言いたい。


 「○○さん。このハサミ切れん方のだわ。切れるの持って来て。」


 あてからも嘆願!「よく切れる奴でやって。」


 「パチン!パチン!」身から切り離す音が丸聞こえ!


 「お!奥のほうは膿んでるなぁ。」とほじくりだす。


 「先生!それは痛いわ!」


 「これは取っておかないと又、再発するかもしれないよ。」


 今ヤスリでこすってる?な程痛い。


 そこですかさずナースが

 「深い所は麻酔の効きがわるいですからぁ。」


 「痛い?ほな、もういっぺん麻酔をしようか?」


 とプス!


 「ぎょえ!」


 すぐに再開。痛みの度合いは全く持って変わらない。


 脂汗が滲み出る。「ガマの脂売りさん人間の脂は使えまへんか?」


 ここで血圧測ったらどんだけ上がっているやろか?と考える。


 そうしている内に切除部分を目の前の台にポテンと置かれた。


 「お!遠慮なしに取ったねぇ。」ぐらい大きく切っていた。大粒の梅干を4個ぐらい並べてもまだ切除部位の方が大きいかな?


 「今日のダイエット成功ですな。」と言ったが相手にされなかった。


 さぁ!これで縫合して終わりかな?と思いきや、ピンセットを持って「この膿みを取らないと再発するからなぁ」と中をグリグリいじっている。


 「お!」「ん゛~!」今度はサンドペーパーでも掛けているんか?な痛み。


 「先生。イジメすぎ。」と声にならない抗議。


 声に出していないけど、その思いが通じたのか、「縫合します。」


 縫う痛さはその前の痛さと比べると、蚊と蜂の差ぐらいある。気分的には「もう済んだぁ。」安堵感が広がる。


 処置が済んで、切除部位の解体ショー!


 輪切りにすると、何と中は空洞になっている。その中に、


 「これが垢です。」と白い物体が入っていた。


 「なんでこんなモンが出来るんですか?」と聞いたが、


 「原因が判らないんです。」との事。雑菌が入ってまでは判っているらしいが、?らしい。


 血圧測定「123の68」痛いピークに測って欲しかった。


 「何はともあれ血圧は優等生?」


 「こんど再発したら早く来るように。」と言いながら奥に入っていった。


 「おい。膿み取ってないんかい!」


 今も皮膚が引っ張るー。