先日、環境活動家の谷口たかひささんの講演に行ってきた。

 

 

彼を知ることになったのも娘がきっかけ。

長女が学校で地球のあらゆる問題について学んでいく中で、

プラスチック海洋汚染問題、

地球温暖化が深刻な問題になっていること、

食肉を作るためにたくさんの木を伐採して動物虐待をしていること、

その食肉のための飼料を、人間の食糧に当てたら、世界の飢餓はなくなることや、

山火事等の異常気象はなぜ起きているのかなど、

本当に多くのことを娘から教わった。

 

 

娘は今のスクールにはK2から入っているのだけど、

プリスクール時代、まだプラスチックレジ袋が有料化される前から、

プラスチック海洋汚染がどんな問題なのかを学んでて。

 

 

インドネシアでは日本のレジ袋が有料化される前から、

レジ袋は有料になって。

 

 

そういう中で、私も普段自分が食べるものって、

これまでもすごく気を使ってきたこともあったんだけど、

改めて、勉強しなおして、

動物性食品をなるべくとらない食生活に変えていこうと思った。

 

 

そして歯ブラシやタッパーやサランラップなど、

あらゆるプラスチック製品を買うことをできる限りで減らしていこうと思うようになった。

 

 

そういうことをいろんなところで調べていて、

谷口たかひささんを知った。

 

 

今、日本全国で環境問題をみんなに知ってもらうため、

講演会をして回っている方で、

私はYoutubeで講演を聞いて。

 

 

娘にはちょっと難しいかなとも思ったけれど、

ベースは学校で学んでいるし、本人が行きたいと思えばと思って、

話してみたら、行ってみたいというので、

家の近くに講演に来られたタイミングで行ってみた。

 

 

大人の人が、大人の人に話す日本語を、

大人のスピードで聞いて理解するというのが、

やはり年齢以上に難しいのもあって、

どれくらい理解できたのかはわからなかったけど、

谷口さんが使っていた映像や写真は英語が多かったので、

そこは逆にわかりやすく聞けたかなと思う。

 

 

で、話を聞いてみて、疑問に思ったこととか、

谷口さんに聞いてみたいことがもしあったら、

質問タイムに聞いてごらん。って話したら、

えーそれは恥ずかしいなーーーって言ってて。

 

その時は、そんなことないよー気になることは恥ずかしいから聞かないんじゃなくて、

聞いてみなよ!!きっと優しく答えてくれるよ!と言って。

 

 

 

私、これに似たことを普段のZOOM授業でも言ってて。

わからないことは決して恥ずかしいことじゃないから、

わからないときは先生に聞きなって本当にいつも言ってて。

そのための先生なんだし、娘がわからないことを質問したら、

同じことが分からない子への説明も先生はできるし、

先生も子供達が何をどれくらい理解してるのかもわかるし、

いいことだらけだよ!!と。

 

 

それでも、最初の半年間は、積極的に質問することはなかったのだけど。

私がずーっと同じことを言い続けていたら、

ここ最近は本当によく質問するようになったし、

これまで自分から話題をふるなんてことは一回もなかったのに、

HRで自分から話題をふることがあったりしてびっくり。

 

 

 

本人に、最近ちゃんと分からないこと聞いてるよね!!って言ってみたら、

うん。ママがいつも言ってるから聞いてみようなかって思って聞いてるって言ってて。

 

 

最初より、質問するのが緊張しなくなったんじゃない?って聞いたら、

うん!もう大丈夫!って言ってて。

 

 

本当に質問の頻度が増えたし、授業中の発言も増えたし、

側でみてても本当に変わった。すごいなーって思ってて。

 

 

 

実はこのまえのPTC(親と先生の面談)の時、

Zoomだったんだけど、夫はインドネシアだから、

先生と夫とZoomつないでみんなバラバラの

場所でやってて。

私は事前に先生に聞いてほしいことと伝えてほしいことは夫に投げていて。

当日は挨拶が終わってからは夫と先生がずっと話して、

私は聞かれることがあればそれに返答したり、

相槌をうつのみ。

 

しかしよ。

最後に聞かれるわけ。

「ミスは何かありますか?」って。

 

 

 

もちろん、なくてもOK。

でもさ、一言くらい何か言うのがスマートだよねって思う。

で、次女のときはよかったの。

先生が対面で通えていた頃の先生と今期も同じ先生だから、

直接何度か話してるし。

プリスクールの先生って本当に優しいから、親の私にもめっちゃ優しい。

 

 

でもプライマリーになると、先生は、親の私には大人として接してくる。

当たり前だけどw

なんか、やさしーいかんじで話してくるわけじゃなくて、

大人の女性に話す感じで話してくる。

 

 

だから私、緊張するし、先生もこっちの英語レベルわかってないから、

私からしたらハイスピードで話してくるし、

長女の先生に最後に何かありますかって聞かれたときは、

自分でもビビるくらいやばい英語を話していたうえ、

声もうわずってたし、

なんかこれまでの娘の頑張りとか、

自分のこのコロナ禍での思いとかいろいろ頭をかけめぐってしまって、

一人で感極まって泣きそうになってw

やっばw

やばすぎる母親でしょって自分に思って必死に止めたけどw

 

 

ぶっちゃけ、すっごい恥かいたかんじの気持ちだった。

終わったあと。

 

 

 

でも、何かありますか?って聞かれて笑顔でかわすよりも、よかったと思えた。

なんでかっていうと、もう一つ前のPTCのときは、

まだ夫も日本にいて、一緒に出たんだけど、

その時は私は笑顔で何もないですってかわして終わって。

それは多分そこにいた誰もが何も不自然なく終わったんだけど。

 

 

自分の中では、「私はいつもここから変われない。

ここから抜け出すことができない。」って思って。

 

 

英語は苦手だし、シャイになるなってよく言うけど、

シャイになるなとか無理だし、

間違えを恐れてたら英語なんてうまくならないって思うけど、

間違えたらやっぱ恥ずかしいなって無意識に思ってしまうそれを、

どう払拭するのよって今でも思うし。

 

 

けど、娘にはいつも偉そうなこと言ってるくせに、

自分はどうなの?ってすっごく思って。

下手でもいいっていうか、夫も先生も私の英語のやばさなんてとっくに知ってるし、

やばいって言っても、これまでも直接的な先生とのやりとりはほぼ私がやってきてて、

本当に重要なやりとり以外は学校のことは私がやってきて、

全くなにもできない話せないわけじゃないじゃん。

だったらこのままでいいの?ってすっごく自分に対して思って。

 

 

前回のPTCのときは、娘に対して、

口だけのマミーよりも、

トライしてるけど失敗ばっかりのマミーの方がいいって思って。

そう言う自分でありたいと思った第一歩で。

結果、すっごい恥ずかしい思いをして、

数日後に親友とリモートトークして全部言って爆笑してもらって、

私もやっと笑い話にできたっていうw

 

 

とか、最近そういうことがあって。

で、谷口さんの講演だったんだよね。

会場はそんなに大きくなかったけど、50人くらいいたのかな?

 

 

質疑応答の時間になって、いろんな人が質問してて、

でもみんなすごくちゃんと話せててすごい。

 

 

本当に、ここで私が手を挙げなくても娘は私が手をあげるべきか迷ってることなんて知らないし。

ってすーーーーーーごく迷ったんだけど、

私も最近ずっと地球温暖化のことを学びながら、

子供達の食生活をどうしていくのがいいかなってすごく悩んでたのもあって。

絶対聞くべきだなこれって思って。

 

 

手を挙げたー!!

 

 

そしたら、また泣きそうになったw

私はものすごく緊張して喋ると泣きそうになるってことを37歳にして学んだw

 

 

声、めっちゃ震えてたし。

え、ここにいる全ての人が初めましてなのに、誰にどう自分を良く写したいわけ私は?って思って、

自分の器の小ささにびびる。

だって緊張するって、ただ質問するだけで緊張するって、

なんかきっと自分のことを良く思われたいみたいなことだよね?

ださすぎる。

 

 

でも、半分頭真っ白になりながらも聞いたことは、

娘が学校で気候変動のことや動物問題を学んで、

それがきっかけで私も学んで、

お肉をやめて、プラントベースの食事に切り替えていってるんだけど、

私がそれまで何も知ろうとせずに、お肉も乳製品も食べさせてきてしまったから、

その味を知っていて、

子供心に食べてはいけないと思う気持ち、

それはきちんと問題を彼女なりに理解した上で自分にできることをしたい、

動物を守りたいと思っているんだけど、

一方で、お肉の味や牛乳やチーズの味が忘れられない葛藤。

そういう子供をどうフォローしていったらいいのか。

 

 

緊張しすぎて、答えてくれたことほとんど覚えてないかもだけど、

最後に念押ししてくれたことは

 

 

「どっちを選んだら自分が気持ちいいか」それを基準にしてみて。

 

 

と教えてくれた。

どっちのほうが環境に優しいかで選んでいたら、長続きしないけど、

自分がどっちが気持ちいいかで選んだら、それはきっと続けられるし、

続けていくうちに味覚も変わるし、

お肉を食べないでいることで自分の身体が軽くなったり、

いろんなことに気づいて、

そうなったらまた変わっていくかもしれないと。

 

 

まずはそれを試してみて。

それでもまた悩んだら、その時はダイレクトメッセージくださいって言ってくださった。

 

 

聞いてみてよかった。

すごく大事なヒントを教えてもらえたと思う。

 

 

そして、私に足りないこともすごく良くわかった。

今回は日本語で、言葉の壁が一切なかったにも関わらず、

英語のときみたいにめちゃくちゃ緊張して。

 

 

私も娘に言うからには、

これから自分がもっと気をつけていこうと思った。

聞かなくてもなんとなくやり過ごせることを、

なんとなくやり過ごすのはやめようって思った。

 

 

すごくすごく意味のある時間だったと思う。

 

 

谷口たかひささんの講演、ぜひ聞いたほうがいいと思う。

今、地球でおきてる問題のいろんなことって、日本で普通に生活してたら、

本当に知る機会が少ない。

でも、今すぐに取り組まなきゃ手遅れな問題がもう山積み。

その何が起きてて、どうなってしまうのか。

そして、自分にできることはなんなのか。

すごくわかりやすいし、自分自身の生活スタイルを考え直す本当にいいきっかけ。