この1カ月くらい、今年一番意義のある時間だったような気がする。


明日で結婚4周年。
2007年の終わりから同棲していたから、
なんだか4年というと、そんだけか。という感じがするけれど、



今改めて考えると、
やはり同棲と結婚は全然違うなと思う。


家族になるっていうことは、
すごいことで、
全く別の環境で育ってきたもの同士が一つの家庭をつくる。


家庭をつくるという意味では超初心者で、
なにもかもが手探りで失敗と試行錯誤の連続なんだって、
4年経って初めて気づいたかんじがする。


家庭を持っているってことを、すごくすごく幸せに思う。





先週1週間、勉強を一切しない時間を過ごした。
家事と育児だけの日々。


正直、すごい心にも時間にも余裕があって、
たくさん眠って、身体も元気だった。


レイラの小さな変化に笑ったり関心したり。
大声で笑っているレイラを毎日ちゃんと感じて、
一緒にお出かけしたり、
散歩したり。


料理もいつもよりちゃんとしたものを作ったし、
それを楽しんでる自分がいた。


独身時代、パツパツに仕事をしまくっていたころの、
夏休みの連休みたいな解放感もあった。


それだけ、5月末からの私は自分で自分に負荷をかけていたし、
実際、週末以外は毎日勉強してた。


家事の時間も、レイラが寝ていればイヤホンをして講義を聞き、
1分も無駄にしたくないという自分がいた。


美容も健康もそっちのけで、
とにかく確実に結果をださなくちゃってプレッシャーだけはいっちょまえだった。


友達にも家族にも、
USCPAの勉強をしていることも来年年明けに試験を受けて、
4科目一気に合格を目指していると話した。


私には珍しく、すすんで人にも話したと思う。


どんどん話して、
自分で自分を追い込んだ。 ←男かw


優しい友達はたいてい、
子育てしながらUSCPAを勉強してると聞けば

「すごい!!!」


と言ってくれたけど、
私は全くすごいとは思わない。


だって、それって結果が出せて初めてすごいんじゃない?


取り組むことなんて誰にでもできる。
極論小学生だってできる。


だから私は「結果」にすごくこだわったし、
そういう優しい友達の言葉に甘えないように、
自分で自分に


「舞い上がんなよ」


と言い聞かせていたと思う。



週末の土日どちらかは、レイラをヒッポにお願いして、
私は午前中からレイラが寝る20時頃まで勉強するための時間をもらった。


レイラは最近、パパが大好きで私に手を振って
「行ってきまーす」
と出かけていく。


でも、平日。
レイラと二人でいるときに、
私が週末の話をすると、

「パパとママとレイラと3人でおでかけだよね?」


って、言葉にならない訴えをしているようなことを言うことが増えてきた。



レイラは2歳にしては言葉が遅くて、
まだ数十個の単語しか言うことができない。


だから、文章を話すような子に比べて、
まだまだ赤ちゃんみたいなところが多い。



でも、理解してることも当然たくさんあって、
3人で出かけることをすごく楽しみにしてるんだなーって思う時がよくある。



ママが働いている子とか、
そうでなくてもみんないろんな場面で我慢はしてると思うけど、
そこまでしてやる価値があるのかどうか、正直正解は分からないと思った。


普段、レイラと二人で過ごしてるから、
レイラと二人で一日過ごすことの大変さが、
私がいるのといないのでは全然違うっていうこともすごく分かるし、
それを思うとヒッポの負担も大きい。


なるべく連休の週末は実家へ帰った。
家事をしない分、私は一日時間をもらわなくても勉強の時間をけっこうとれるし、
私たちは実家同士がすぐそばなので、
レイラの夕飯の時間にはヒッポは自分の実家へ帰っていく。



だからヒッポも夜はレイラや私から解放されてw、
一人自由気ままな時間がとれる。


おまけにじじばばは喜ぶし、レイラもうれしそうで本当にありがたい限り。


そんな状況で、
いろんな人を巻き込んで協力してもらっていると思うと、
プレッシャーはどんどんふくらんだ。



気持ちにも余裕はなくなっていたと思う。
自宅で勉強できるのはレイラの昼寝と夜寝てから。


昼寝は1時間くらいで起きて、
その後は添い寝じゃないとだめだから、
やっぱ集中できるのは夜。



2時3時まで勉強する日々。



でも当然夕飯の後かたづけとか、
モンスターが散らかしまくった部屋の片付けとかいろいろあって。


ヒッポは基本、終電か会社に泊まるかの日々なのだけど。
そんな遅くに帰ってきても、私が起きてれば話すこともこれまではけっこうあって。



でも私が勉強に本腰を入れてからは、
家事をしててもイヤホンをしてるし、
家事が終わればそのまま何も話すことなく勉強し始める。



そんな私に話しかけることはできなかったと最近になって聞いた。



ただ、私も、それは分かっていて。
けど元をたどれば私が勉強を始めたのは、
ヒッポが夜全然帰ってこないし、
とにかく仕事のことでパツパツすぎて私には一切興味なしのように見えた。



それはそれで、当時の私は結構さびしかったんだよね。
仕方ないと頭では分かっていて、
今はどうすることもできなくて、
今すぐの解決を求めたら、ヒッポをただ苦しませると思うと、
解決策がなくて。


でも、私もそんなに大人じゃないし、
そんな状況を笑って見守る余裕なんてなかった。


実際、レイラが1歳半になるまでに、
ヒッポの些細な一言で2回発狂したことがあった。


もう、なにかが切れちゃったんだよねー
当時、ヒッポは育児疲れとか思ってただろうけど、
そうじゃなくてねー。


とか、いろんなことがあったから、
勉強に本気を出した私は


平日は私は私、ヒッポはヒッポ。
休日は家族の時間。



っていう風に、切り替えた。



でもこれをヒッポには何も伝えずに自分の中でそうしちゃったのはすごく反省。



だからなんか、いろいろ思い返すと、
とにかく雰囲気のおもーーーーーい時間の多い2年間だったなーって思う。



ある意味、ヒッポとの生活で一番きつかったかもしれない。



お互いに言葉もすごくとげとげしくなったし、
喧嘩もすごく多かった。


お互いに、一番甘えたい人に甘えられないフラストレーションに気づく余裕もなくて、
想いやりも愛情表現もすごくすごく乏しかったと思う。



でも常にギスギスしてたとかでは全然なかったんだよね。


私は、今のこの時期が過ぎればって思っていたし、
実際ヒッポがすごーく自分の職責の重さに悩みを抱えていることも話していたし、



すぐには解決できないことばかりなんだけど、
一応状況は知っていて。


今年の中旬くらいからは、
ヒッポも少しずつ変わってきて多少明るくなってきたしw


でも。
何かで喧嘩をしたときに、


「勉強するようになってからめー変ったよ」


って言われて。



それがすごーーーーーーくショックで。



結婚してから転勤も多かったし、
レイラが生まれて私もそれまでとは違って母としての立場を考える時間も多かったし、



自分のしてることで家族を犠牲にするのは違うって、
そこはすごく意識してたし、


物理的に協力してもらう必要があったけど、
そこは事前に話し合って了承してもらってたし、
ヒッポはそういうことにはすごく応援してくれるタイプで、
私のやる気をそいでしまうようなことは絶対に言わない人で。



だから、そのヒッポからこのタイミングでそんなこと言われるなんてって思って。



そのくらいの時期から、
ヒッポのほうから、ヒッポが私にどうしてほしかったのか、
自分が私にどうだったのか、


これからの家族の幸せの形だったり、
夫婦としてのこれからだったり、
いろんなことを話してくれるようになって。



週末のたびにけっこういろんなことを話したと思う。
何度も何度もいろんな話をして。



なんか、そういうの話してたら、
今私がすっごいパツパツになってまで、
短期合格を目指す必要があるのかっていうか、
そのチョイスは私たち家族にとってベストなのか考えなおす必要があると思ったんだよね。



結婚して、
子供も生まれて。



私は私自身の人生を謳歌するべきなんだけど、
それは家族のしあわせがあって初めて私も幸せなんだと思う。



やっぱり、ヒッポの仕事の拠点が生活拠点を決めるし、
レイラの成長が私の仕事のスタンスを決めるし。



私自身のことは、その後なんだよね。
自分の中での優先順位が。



そう思って、勉強を1週間休んでみた。



長すぎるからいったんここで終わろう。