ジン
いかにおいしく飲むか。
そのことを大事にしている人は多いと思う。
酒そのもののおいしさ、これはもう値段に比例するのだから、ここでは問題にしない。
先ごろサントリーから発売された新製品を衝動買いしてから、またジンを飲むようになった。
ごくたまに、気が向いたとき買う程度だったが、翠が空になってすぐ、ボンベイサファイアが冷凍庫に補充された。
ジンと言えば、まずはジントニックである。
トニックウォーターはサントリーの小さな缶入りが、使い切るのに便利だ。
これが手に入らなくて、某量販店のペットボトルで代用したら、甘すぎてダメだった。
本当は生ライムを添えるのがいいが、コンビニでカット済みの冷凍品が手に入る。これは便利。
と書いたものの、いちばん好きな飲み方は、炭酸で割っただけのジンリッキーだ。
ジン本来の香味がいちばん活きるし、なんといっても食事に合う。もう何年も晩酌の主役は焼酎の湯割りだったが、少し様変わりしつつある。
同じ炭酸でありながら、ビールと違って腹をこわさないのもいい。
まとめると、明るいうちに飲むならジントニック、夜はジンリッキーということになる。
昼食にからめ、腰を据えて飲むならワインに分があるが、三時過ぎにポテトチップスなんかを軽くつまむのに、ジントニックはいいものだ。
ちなみに同じ蒸留酒ながら、ウイスキーと違って甘いものとの相性はすこぶるよくない。
もうひとつ。回るのも醒めるのも早いのが美点。