K.B.S第四戦
久しぶりの釣りが大会だった。
退化の一途をたどる人間が技量で勝てるわけもなく、そうなると、また違った方法で試合に挑まねばならない。
気持ちの持って行き方、みたいなものが大事になってくるのである。
これが、どうもうまくいかなかった。
大会のいいところは、終わったあとに答え合わせができることだ。
今、無駄なことをやっている、という内なる声が、正しかったと分かった。
調子のいいときは、そんな声に素直にしたがえるもの。
翌日にでも新利根をやり直したいと思った。
試合をやれば、誰かが勝つに決まっている。しかし、その誰かになるのは簡単ではない。
以前はプラクティスを行うメンバーも、これほどはいなかった。
もう一度やってみようと、思いを新たにさせられた大会だった。
最終戦のことをあれこれ考えながら、ラインを巻き替えている。