Topic of K.B.S 其の十六「メンバーに突撃! T本(兄)選手 前編)
K.B.S
~Kitakanto Bass fishing Society~

このコーナーは、北関東に拠点を置くトーナメント団体、K.B.Sを広く知っていただくために、所属メンバーさんをご紹介していこうという趣旨のもと、連載されております。
(文中一部敬称略)
KING OF K.B.S
T本(兄)選手
戦績
2011 第一戦 優勝
同年 ランキング2位
2012 第一戦 三位
2012 第二戦 優勝
2012 第四戦 優勝
同年 ランキング1位
ビッグフィッシュ賞
2013 第一戦 優勝
2013 第三戦 優勝
同年 ランキング1位
パチパチパチパチ・・・!
椚田「ごらんください、この戦績! さて、長期出張明けのT本(兄)選手、ようこそお越しくださいました!」
T本「いや~、年末年始も仕事でして(笑) いきさつはブログの方で・・・」
椚田「はい。試合には強いがジャンケンにはめっぽう弱い、そんなT本さんですが、ご自身の釣りスタイルを一言で表すと、どうなりますでしょうか?」
T本「私のスタイルですが・・・第三者から見たらマルチなバーサタイルアングラーからややライトリグよりに見えるかもですね。事実、私自身も各カテゴリーの釣りは他アングラー釣り負けないように一通り人並みには出来るレベルまで練習してます。ただ、自分の得意な釣りと魚を獲る為に欠かせない釣りは自身の長い釣り歴の中で特に努力して特化させていて今も磨き続けています。
私のスタイルと素直に表現するなら前者の自分の得意な釣り。俗に言う巻く、打つの釣りになりますかね。ジグ&テキサスによるフィリップ&ピッチングを織り混ぜたシャローのカバー打ちとフルサイズのシャロークランクを使用してシャローのバンクを延々と流し続ける釣りなんか大好物ですねw1日中ヤれますよ(笑)
トーナメントを離れ、KBSに加入する間はスピニングタックルを所有してませんでした。魚を獲ることにこだわりもなかったので特に必要性を感じてませんでしたね(笑)
今でも単独釣行の時はスピニングはあまり握りませんね。魚を獲る為に必要があると感じればフォローで入れる程度ですね。
私はライトリグ使い。と言うイメージが強いようですね。」
椚田「私も、初めてご一緒した時、T本さんが3.5ポンドでスモラバを駆使している姿を見て、そういう印象を抱きました」
T本「仰る通りライトリグでは年間を通し、常に安定した釣果を出しています。ですが、それはライトリグやってる時に限り釣れるところを目撃してるからだと思います(笑)
ライトリグは時期にもよりますが確かにイージーに魚を獲ることが出来ます。しかし、私と釣行をする機会が多い人ほどそれは私の仮の姿だと知っています。正直、ライトリグやってる時、自分では手を抜いていると思っています(笑)本気の時は自身の得意なスタイルで勝負しますからね。もちろんトーナメント外の話ですけどね(-_-;)
意外な感じもすると思いますが、ライトリグ縛りなら、今では恐らくA部ちゃんの方が上ですねw
他人と競り合うトーナメントを転戦する中で必要性を感じ、必死に習得したライトリグでしたが、所詮付け焼き刃。トーナメントを離れた時に一緒に何処かへ置いてきたみたいです(笑)
今は昔取ったなんちゃらですよ。必死にそれにしがみついて、その出がらしでライトリグやってるようなものですから本物のライトリグ使いには敵いませんw
私の中でのライトリグは獲る為の苦肉の策、保険みたいな感じですね。
ただ、魚を獲る為のライトリグの必要性と、他人へのレクチャーの為にまだまだ磨く必要はあるなと思っています。人に何かを教えるというのは、教わる人の何十倍もの習得が必要ですからね。」
椚田「なるほど、T本さんでもね~。でも不思議なもので、本当に50:50で巻き撃ちとライトリグ出来ますよって人、いませんよね。どちらかに得意、または好きが偏るという・・・」
T本「それともうひとつ。釣りのスタイルと言うかスタンスとして『どうせ釣りするなら魚釣ろうよ』っていうのがあります。
気のあう仲間達と気ままに魚釣り。それだけでも十分楽しいのですが、同じ楽しさなら魚が釣れた方が絶対に楽しいに決まってます。釣れなくてもOKならわざわざ釣りをする必要ないですし。だって魚釣りに来てるんですから魚を釣るのが目的のはず。釣れた方が絶対に楽しいし印象にも残る。後々あのときはああだった。と、話も盛り上がります。1匹より2匹。2匹より3匹。今日しかない1日をより楽しくする為に少し努力をする。それが私のスタイルですかね」
椚田「これは釣り師である以上、誰もが持っている本音だと思いますね。私も、そこのところは自分をごまかさないよう、心がけています。ただ、サンデーならぬ、マンスリーアングラーとなった今は、気持ちの置き所がいろいろ増えてきたのも確かですね。
それでは、投げ手と巻き手を教えてもらえますか?」
T本「これは基本右投げ左巻きですが、実のところ左右どちらでも巻けますし、投げられますw
昔は右投げ右巻きでした。始めた時はスピニングすら右巻きでした(笑)」
椚田「私は釣りキチ三平のミッチェルに影響を受けて、始めからダイワを左巻きにしていました。ただそれだけのことが当時は鼻高々でしたね~笑」
T本「真面目にバス釣りを始めて6~7年経過した時に左巻きの必要性を感じ、チャレンジしましたがはじめは苦戦しました。特にマキモノ系。しばらくは左右のリールを使い別けてましたが必死に習得し、現在に至ります。
左巻きにチャレンジしたきっかけは、まだ若い20歳そこそこのとある日、地元の野池で得意な釣りのカバー打ちを展開してました。プレッシャーなのかコンディションの問題なのか当日は魚がかなりタフっていて、その上激浮きしてました。フォール中にバイトが多発するのですが、バイトが浅くことごとくスッポ抜ける悔しい思いをし、その思いから取りこぼしなくバイトは全て拾いたい、掛けたいと思ったのがきっかけですね」
椚田「左巻きから離れた今も、実際、撃ちものに関しては、利き手でロッドを持つのが合理的だと思います」
T本「左投げについては遊びでやってるうちに身に付いてましたね(笑)サークルキャストやバックハンドなどのテクニカルキャストからフィリップなんかもサウスポーで出来ます。バンクフィッシングがメインになってからは意外と重宝していますw少し気を使うので必要ない時はやりませんけど。釣りに関しては両利きみたいです。好きこそ物のなんとやらですかね。
一般生活ではどこかの会長と同じく不器用なんですけど。『自分、不器用ですからw(笑)』」
椚田「いただきました(笑) 続きまして、今現在のフェイバリットタックルをご紹介ください」
T本「フェイバリットタックルといえば、やはり自ら手掛けたロッド群になりますかね。現在は4本のタックルが現場に投入され、テストを繰り返しながらそれぞれ結果を出しています。これからも続々と投入予定なので楽しみにしてて下さいね。
このタックル群は私のワガママによって生み出されたワンメイク物で一生プロトの域を出ることは叶いませんが各々のモデルに明確なコンセプトを持っています。全モデル統一されたコンセプトでは『私が、ホームで使うためのスペシャル仕様』と言うモノ。一切の妥協を許さず、そのロッドに与えられた使命を果たすため、不必要なバーサタイル感は潔く切り捨てられており、必要な性能を100%出し切れるセッティングになっています。かなりクセがあり、使いこなすにはかなりの熟練度と慣れが必要のようで、初見で触った人は慣れるまで皆さん頭の上に『?』が出ますね(笑)
その中でも今年の釣行で活躍した一本と言えばこちらですね」

70MHF+アルデバラン7+フロロ12~16lb
今年の9月頃から実戦投入され、かなりの魚を私にもたらしてくれました。
コンセプトはジグ&テキサススペシャル。5g程度の軽いテキサスの遠投から1/2フルサイズジグのカバー打ちまでこなします。特徴的なのは、超高弾性のブランクにトルクフルなバットとしなやかなティップを備えています。ガイドはセミマイクロのスパイラル仕様。当初はセミマイクロの通常セッティングで制作が進みましたが、ブランクが高弾性過ぎてバイトの弾きが多発し、バスがルアーを喰わえる間さえないキンキンなロッドになってしまいましたw
そこで、トップガイドが下を向くスパイラル仕様に変更しラインスラッグを意図的に出してやるようにしたら良い結果に結び付きました。

それでも元々超高感度のブランクなのでスラッグが出ている状況でも魚がルアーに近づいたのがわかる程の感度を有しています」
椚田「ガイドセッティングでそれだけの差が出るんですか!驚きです・・・。現在、メーカーのテスターさんとしてロッドを作る側にいらっしゃるT本さんですが、ちなみに過去、影響を受けたロッドなどあるでしょうか」
中編に続きます。