自作ラミグラス完成
並行して作業を進めてきた、ラミグラスの5.9fと6.2fが完成した。
一応、ではあるが…
ビルディングに関しては、印屋さん、スティングレイさん、モンジーさん(50音順)から多大なアドバイスをいただいた。
また、coachdogharaさんにお貸しいただいたモーターにも、存分に活躍してもらった。
改めて感謝を申し上げたい。
作業後半に向かうほど難易度は上がる。
ラッピングはやるほどに慣れていったが、コーティングには泣かされた。
塗っているそばからエポキシの粘度が増していき、スレッドに浸透しなくなるのだ。
湯煎してもさほど変わらず、結局は途中で混合して作り直すはめに。
薄め液を使わなかったせいもあるかもしれない。
エポキシ用のラッカーが無かったのが一番の理由だが、薄め液は使わない方がベターという考え方も、他ブログで紹介されていた。
今回マタギのバリーコートを使用したが、次回他の選択肢も視野に入れたい。
確かブランクが届いたのは昨年の12月。
完成までに半年かかったが、振り返ってみると、実際の作業時間はそんなに長くなかった。
私は暇を見てちょこちょこ作業を進めてきたが、集中して一気にやれば、一本のロッドを作るのに、それほど日数はかからないだろう。
全ての工程を終えて、あれこれ後悔ばかりが残る。
思えばグリップが完成した頃が一番楽しかったか・・・
ただ、次にはその反省が生かせそうだ。
さて、お披露目するほどのものでもないが、現物である。
手前が62、奥が59。
TBSとバランサー、グリップ長はロードランナー・アウトバックのフルコピー。
シンプルで、ローテクな雰囲気を出したかったが、その点は狙い通りに行ったと思う。
フロントグリップは、市販のものを前後逆付けにしたお手軽仕様。この形状や、ワインディングチェックが異なるだけで、アウトバックとは違う雰囲気になる。
ロッドというのは、ちょっとした違いでイメージが変わることを知った。
バランサーは、とりあえず62が2個、59が1個の設定。
まず62。
グラスなのでパワー表現が難しいが、L~ML。レギュラーからスローへスムーズに移行し、最後はバットまで入ってくる。
バットが曲がらないバキュームとはここが別物。
ブランク本体が軽く、振れの収束がバキュームより速い。
これを活かすのなら、やはりチタンフレームガイドがよさそうだ。
このブランクはもう一本あるので、次回、モンジ―さんに伝授してもらったセッティングとともに試したいと考えている。
この長さのグラス・クランキンロッドは持っていない事もあり、使えそうな感じだ。
次に59。
これはフルパラボリックのULで、普通に考えたらトップ用。
ものすごく美しい弧を描く。
計量トッププラグを、大きく移動させずに操れそうな感じだ。
それでいてダルダル感は無い。
実はこのロッド、生まれながらにハンディを抱えている。
制作前に発見したのだが、わずかな凹みを伴う縦クラックが、ティップ寄りに入っていたのだ。
それでも私は作ることにした。
いずれどこかの時点で折れるかもしれないが、それまでに一匹を釣らせてやりたい。
さて、外観である。
イエローという、この難しいブランクカラーに合わせるスレッドについてあれこれ考えること自体も、楽しいものだった。
最終的に、他ブログで紹介されていたラミグラスのフライロッドを参考にさせてもらった。
しかし、コンポーネンツが違うせいで、必ずしもイメージ通りには行かず、ここでも悔いが残る。
手前、62がゴールド、奥59がオレンジ。
ともにグデブロッド、プリザーバー不使用。
先に巻いた59のオレンジは、エポキシが入ればもっと色が沈むと思っていた。
良く言えばポップ、悪く言えば、なんとなく緊張感のない配色となった。
また、スレッドの巻き幅もまちまちで、それはそれはお粗末なものである。
この反省を生かし、62はきっちり巻き幅を揃えるよう努めた。
色も読み通りに出て、満足のいくルックス。
どことなく、FO60のトーンをイメージさせる配色だ。
しかし、頭の痛いことに、こちらはエポキシがやや硬化不良を起こしている。
表面にペタペタ感が少し残り、カチカチになっていない。
思えば最後のコーティングの際、レジンと硬化剤の割合がきっちり5:5過ぎたかもしれない。
それまでは硬化剤をわずかに少なく混ぜていて、問題なかったので・・・
そんなわけで、必ずしも「やったー!完成!」という感じではないのだが、ひとまず実戦投入してみたいと思う。

