近藤沼 4/21 トーナメント編
季節外れの風邪を引いた。ほどなく治ったが、妙にしつこい咳が残った。同乗を遠慮させてもらう旨、ろしーたさんに伝えると、直前まで様子を見ては、とのご返答。実際、大分良くなった。自分もマスク着用しますから、とおっしゃっていたが、当日、まるっきりのノーガードで快く車に迎えていただく。
小雨の中、一路近藤沼へ。
距離感は、カスミ水系への道のりとさして変わらない。
駐車場で雨をしのいでいると、続々とメンバーさんが集まってきた。
KBS会長、釣魂さんにより、粛々と受付、ミーティングが進行していく。
会の理念に始まるミーティングの様式美は、非常に素晴らしいものだった。
昨年度AOY、T本兄選手から、今日はハイスコア戦になりそうだとの発言が飛び出し、いやが上にもムードは盛り上がった。
KBS2013トーナメントシリーズ第一戦、スタート。
ヒリヒリするような緊張感が、楽しい。これは、普段の釣りでは絶対に得られないものだ。体感、実気温ともに真冬。氷雨も強さを増していくが、まるで苦にならない。ひたすらスラッゴーのダート&ステイを繰り返していく。
しかし近藤沼からの反応は皆無。9時過ぎ、みぞれが混じり出す。まったく天啓的に、「この釣りと心中することはできない」と確信、車に戻り、ベイトタックルに持ち替えた。12P獲得するまではスラッゴーでと決めていたので、これによりプランは白紙化。
FLR-8から、より強さを求めてクリスタルSへチェンジ、いかにも、というストレッチを流し始めて数投目だった。ブレード回転がかすかに乱れた直後、一気にロッドが持って行かれる。間違いなくデカい。どうにかランディングした魚体は、50行ったかと錯覚するようなプロポーション。
メジャーとカメラを用意していると、なんと釣魂さん登場。ご自身の釣りを中断し、大分離れた所から駆けつけていただいた。撮影を手伝ってもらったおかげで、無事44cmをカメラに収めることができた。
お叱りを受けそうだが、歓喜はほんの一瞬だった。
この状況だと、優勝ラインは想定値より下がりそうに思えたが、それにしても12Pでは足りない。
ここまではトーナメントの雰囲気を楽しんでいたのだが、たちまち強烈な焦りに支配されてしまった。
以降、それと分かる変化を巻いていくという、ただやり慣れた釣りに陥っていく。北岸という縛りもいつしか解け、最後は、やらないと決めていた三号池まで手を伸ばしていた。
頭の中では、あと1本という言葉がずっとグルグル渦巻いていた。
そしてウエイイン。釣魂さんの39cm(スピナーベイト)が9Pで3位確定。31cm×2尾のT本兄選手と私は、12Pタイとなった。規定に照らし、合計長寸で上回るT本兄選手の優勝である。
ここでT本兄選手から、アウェイの私に優勝を譲るという話が出た。慌てて固辞すると、それなら同率1位にしましょうとのご提案。会長が黙って頷く。このご好意は受けるべきだと考え、私は思いをしまった。
オフィシャルブログ上の、当裁量に関する記載。
http://ameblo.jp/kbs-officialpage/
大きな気持ちを見せていただいたT本兄選手の心境は、釣魂ビジョンのレポートに詳しい。http://ameblo.jp/54110keep-casting/page-2.html
優勝者バッヂをいただく。
素直な気持ちで、T本兄選手に勝ったとは思っていない。
色々と反省はあるが、前半のローライト時にスピナーベイト、雨脚が弱まってからライトリグという流れが妥当だった。
後半スピナーベイトで押すにしても、変化の周りを含めたゾーンで見る必要があったように思う。
準備段階からウエイインまで、気持ちを真っ直ぐ勝負に向けられた点は良かった。
近藤沼の女神が、微笑んでくれた。
何と言っても、それに尽きる。



