A面とB面
「はじめまして」 中島みゆき
昔はレコードもカセットもAB両面があって、それはそれでいいものだった。
最近のアルバムは13~14曲入って当たり前の世界だが、これを連続して70分以上聴く集中力が、多くの人にあるのだろうか。
さておき、1984年発表、11作目のアルバムである。
本作には「締め」の曲が二つある。
ひとつはA面ラストの「彼女によろしく」
どこか小品然とした佇まいでありながら、初めて聴いたときの感動が未だ衰えない傑作だ。個人的ベスト20に入ってくるのは確実。
もうひとつの締めが最後の「はじめまして」であることは言うまでもないが、そこへ持ってくるための手法は、まさにAB面が存在したからこその妙味に満ちている。
それは、B面2曲目「シニカル・ムーン」の独特な空気感に始まって、ラスト手前の「僕たちの将来」まで下降、上昇を繰り返しながら、ある「仕掛け」へとつながっていく。
そしてB面を連続して聴いたとき、私は必ずと言っていいほど、この「仕掛け」に鳥肌を立てるのだ。
高校時代、これの意味するところを、やはりみゆきさんファンの友人と議論したものである。
彼は推測を口にしたが、私は今も分からないままにしている。
昔はレコードもカセットもAB両面があって、それはそれでいいものだった。
最近のアルバムは13~14曲入って当たり前の世界だが、これを連続して70分以上聴く集中力が、多くの人にあるのだろうか。
さておき、1984年発表、11作目のアルバムである。
本作には「締め」の曲が二つある。
ひとつはA面ラストの「彼女によろしく」
どこか小品然とした佇まいでありながら、初めて聴いたときの感動が未だ衰えない傑作だ。個人的ベスト20に入ってくるのは確実。
もうひとつの締めが最後の「はじめまして」であることは言うまでもないが、そこへ持ってくるための手法は、まさにAB面が存在したからこその妙味に満ちている。
それは、B面2曲目「シニカル・ムーン」の独特な空気感に始まって、ラスト手前の「僕たちの将来」まで下降、上昇を繰り返しながら、ある「仕掛け」へとつながっていく。
そしてB面を連続して聴いたとき、私は必ずと言っていいほど、この「仕掛け」に鳥肌を立てるのだ。
高校時代、これの意味するところを、やはりみゆきさんファンの友人と議論したものである。
彼は推測を口にしたが、私は今も分からないままにしている。