株価急落の腹いせに脅迫電話=財政省爆破「予告」の男拘束-中国
7月19日16時1分配信 時事通信
【北京19日時事】中国紙・華商晨報(電子版)が19日までに伝えたところによると、中国遼寧省瀋陽市の警察当局は6月、「財政省を爆破する」と脅迫電話をかけた54歳の男を拘束した。男は「退職後に株投資を始めたが、株価が急落し、よく眠れなかった。うっ憤を晴らしたかった」と供述している。
中国では株価高騰に伴い、十分な知識がない投資家がこぞって株を購入。しかし、株価は5月29日に最高値を付けた後、財政省が株価抑制策を発表したため一転、下落傾向となった。中国政府は株価急落が投資家の不満を招き、社会の不安定化を招きかねないと懸念を強めている。 【関連記事】 上海株、3日連続で最高値 【関連記事】 上海株急落、午前は6%安=印紙税率上げ嫌気 【関連記事】 過熱抑制策受け6.50%安=世界同時株安以来の下落率 |