立ち退きに反発、殴られ死亡＝抗議の花輪が100以上－中国・天津

6月20日12時0分配信 時事通信

【北京20日時事】中国・天津市で16日、強制立ち退きをめぐって住民と当局者が衝突、住民の1人が警官に殴られ、死亡する事件があり、現場には追悼と当局への抗議の表明として花輪が続々供えられた。香港の人権団体・中国人権民主化運動情報センターが20日明らかにした。 　同センターによると、同市和平区で住宅取り壊しに住民が反発、小競り合いとなり、警官6人に殴打された57歳の男性が転倒後に死亡した。 　これに対する抗議の意味を込め、17日から市民が供え始めた花輪は100以上に上っているという。中国では強制立ち退きをめぐるトラブルが頻発している。